特許
J-GLOBAL ID:200903032627797120
改良された炭化水素接触分解方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-250803
公開番号(公開出願番号):特開平8-176556
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【課題】 改良された炭化水素接触分解方法を提供すること。【解決手段】 分解触媒再生器への空気供給流を触媒再生器からの酸素と二酸化窒素とによって置換し、主分留器オーバーヘッド受け器を出る湿性ガス流からそれが湿性ガス圧縮機に入る前にメタンと水素とを除去することによって、炭化水素流動接触分解(FCC)プラントの進行を容易にする。排気ガスから窒素を除去し、同じ圧力スウィング吸着(PSA)プラントにおける湿性ガスからメタンと水素とを除去する。空気置換中に、排気ガスはPSAプラントにおいて処理され、この排気ガスから所望の量の窒素が除去されたときに、PSAプラントへの排気ガス供給量を停止し、PSAプラントへの湿性ガス流を開始する。
請求項(抜粋):
次の工程:(a)(1)炭化水素分解触媒を含む触媒再生帯中で燃料を空気によって燃焼させ、それによって前記触媒を加熱して、二酸化炭素と窒素とを含む排気ガスを発生させ;(2)窒素よりも強力に二酸化炭素を吸着し、メタン及び水素よりも強力にC2以上の炭化水素を吸着する吸着剤の床を含む吸着帯において、前記排気ガスに圧力スウィング吸着処理を受けさせ、それによって二酸化炭素富化ガスを生成し;(3)前記空気を少なくとも部分的に酸素と前記二酸化炭素富化ガスとによって置換し;(4)所望の程度までの空気置換が達成されたときに、前記吸着帯への排気ガス流動を停止し、排気ガスを前記再生帯へ直接、再循環させることによって炭化水素分解触媒の再生を達成する工程と;(b)炭化水素供給物を反応帯において前記再生帯から運ばれる高温触媒と接触させ、それによって、前記炭化水素供給物よりも低分子量の1種以上の炭化水素を含むガス状炭化水素流を生成し、前記触媒上にコークスを堆積させる工程と;(c)前記反応帯からコークス堆積触媒を前記触媒再生帯に輸送する工程と;(d)前記ガス状炭化水素流を蒸留して、それによってオーバーヘッドガス流と1つ以上の液体流とを生成する工程と;(e)前記オーバーヘッドガス流を冷却し、それによって前記ガス流をC5以上の炭化水素含有液体流と、C4以下の炭化水素と水素とから成る湿性ガス流とに分離する工程と;(f)工程(a)の完了時に、前記湿性ガス流の少なくとも一部に前記吸着帯において圧力スウィング吸着処理を受けさせ、それによってメタンと水素とから成る非吸着画分とC2以上の炭化水素から成る吸着画分とを生成する工程と;(g)前記吸着帯から前記吸着画分を脱着させる工程と;(h)脱着画分を圧縮する工程と;(i)圧縮画分を下流の炭化水素処理ユニットに輸送する工程と;を含む炭化水素流動接触分解方法。
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