特許
J-GLOBAL ID:200903032628993364

自動車用エンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樺山 亨 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-346710
公開番号(公開出願番号):特開平5-180019
出願日: 1991年12月27日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】本発明の目的は、休筒状態から全筒状態への切り換え異常を検出できるようにし、全筒復帰の判定を行なうことにより異常燃焼を引き起こすようなことを防止できる構造を備えた自動車用エンジンを得ることにある。【構成】本発明は、エンジン回転数センサ4およびブースト圧センサ5により割り出される空気の体積効率により全筒でのバルブ開閉を行なう場合と一部の気筒でのバルブ開閉を行なう場合とを判定するとともに、休筒状態から全筒状態への切換時に、スロットル開度センサ6およびエンジン回転数センサ4から求めた疑似ブースト圧に対してブースト圧センサ5を用いた実測ブースト圧が一致していない場合には、全筒状態設定のためのバルブ機構2に故障が発生したと判断して休筒状態を保持することを特徴としている。
請求項(抜粋):
低速用、高速用のカムプロフィールを設定されたバルブ開閉用カムを備え、これらカムに対するロッカーアーム側での従動状態を切り換えることにより、バルブの開閉量およびバルブの休止状態を設定できるバルブ機構を備えた自動車用エンジンにおいて、エンジン回転数を検出するための回転数センサと、スロットル開度センサと、スロットル開度に応じた気筒内での空気の体積効率を割り出すためのブースト圧センサと、上記回転数センサ、スロットル開度センサおよびブースト圧センサを入力側に接続され、出力側には上記バルブ機構の油圧駆動部およびバルブ機構の故障警告部が接続されている制御部とを備え、上記制御部は、エンジン回転数および空気の体積効率に基づく負荷情報によって全気筒を対象としてバルブの開閉を行なわせる全筒状態および全気筒のうちの一部の気筒のバルブの開閉停止による休筒状態を設定するマップにより全筒/休筒状態の判定を行ってその状態を設定するように上記油圧駆動部の態位制御を行なうと共に、休筒状態から全筒状態に切り換えられるとき、上記エンジン回転数センサおよびスロットル開度センサからの信号を基に疑似ブースト圧を求め、加速時でないことおよびスロットル開度が全開でないことを条件として、上記疑似ブースト圧と実測ブースト圧との差により、この差が所定値よりも大きい場合をバルブ機構の故障と判断して休筒状態に保持するように上記油圧駆動部を制御するとともに警告表示を行なうことを特徴とする自動車用エンジン。

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