特許
J-GLOBAL ID:200903032650226164
車両用パワーシートの駆動装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
廣瀬 哲夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-262829
公開番号(公開出願番号):特開平6-087361
出願日: 1992年09月04日
公開日(公表日): 1994年03月29日
要約:
【要約】【目的】 シート部の前後位置調整や高さ調整を行う移動装置を一つのモータで駆動できるようにし、装置の軽量コンパクト化を計る。【構成】 電動モータ3の駆動により正逆回動する作動螺軸7、8に、ナツト部材9、10、12、13を貫通取付けし、各ナツト部材を構成するナツト体19は、クラツチ作動手段23により第一、第二、クラツチ体20、21の何れか一方と係合するようにし、第一クラツチ体20と係合する第一シフト状態では動力続として作動螺軸に対してナツト部材が相対的に前後移動するようにし、第二クラツチ体21と係合する第二シフト状態では動力断で移動規制されるものとして、第一ナツト部材9、10は前後位置調整を、第二ナツト部材12、13は前後の高さ調整を行うように各機構に連結する。
請求項(抜粋):
シート部に設けられる電動モータと、該電動モータから動力伝動されて回動する作動螺軸と、躯体側に一体的に設けられ、かつ前記作動螺軸に螺装されるナツト部材とを備え、電動モータの正逆駆動に伴う作動螺軸の回動に追従するナツト部材の作動螺軸に対する相対移動によつてシート部を前後方向に移動するように構成してなる車両用パワーシートにおいて、前記作動螺軸に第二のナツト部材をさらに設け、該第二のナツト部材の作動螺軸に対する相対移動によつて、シート部の前後移動とは異なる他の移動調節が選択的にできるように構成するにあたり、作動螺軸は、外周に係止部が形成されたものにする一方、ナツト部材を、作動螺軸が遊嵌状に貫通するケーシングと、作動螺軸が貫通状に螺合する状態でケーシングに軸回り回動自在に支持されるナツト体と、作動螺軸に自由回動自在でかつ軸方向移動自在に貫通し、かつナツト体の一側面に係合可能に設けられる第一クラツチ体と、軸回りの回動は係止部に係合して作動螺軸と一体回動するが軸方向の移動は作動螺軸に対して自在になるよう作動螺軸が貫通し、かつナツト体の他側面に係合可能に設けられる第二クラツチ体と、ナツト体の両側面に対向配設される前記第一、第二のクラツチ体同志を、何れか一方のクラツチ体がナツト体に係合したときに他方のクラツチ体のナツト体との係合が解除される対向間隔を存し、かつ第一クラツチ体は回動規制され、第二クラツチ体は回動を許容する状態で連結支持する連結体と、第一クラツチ体がナツト体に係合する第一シフト状態および第二クラツチ体がナツト体に係合する第二シフト状態に選択的に変位させるためのクラツチ作動手段とを備えて構成したことを特徴とする車両用パワーシートの駆動装置。
IPC (2件):
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