特許
J-GLOBAL ID:200903032674727911

高度不飽和脂肪酸残基含量の高い油脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 穣平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-004651
公開番号(公開出願番号):特開平9-194875
出願日: 1996年01月16日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】【課題】 魚油のような天然の油脂から構成脂肪酸として高度不飽和脂肪酸、特にEPAあるいはDHA含量の高い油脂を得ることが困難であった。【解決手段】 高度不飽和脂肪酸残基を高濃度で含む魚油を特定の温度まで冷却し、高融点部分をあらかじめ除去した後、加温してランダムエステル交換し、特定の冷却速度により特定の温度まで冷却後、析出した三飽和脂肪酸トリグリセリドを除去し、残りの液相部分で再びランダムエステル交換を行い、同様の冷却条件で飽和脂肪酸グリセリドとして析出した固体脂を除去し、この操作を繰返して、魚油中の飽和脂肪酸残基の大部分を除去し、さらに比較的融点の高い不飽和脂肪酸残基含有油脂を順次除去する。
請求項(抜粋):
魚油を5〜10°Cまで冷却して高融点部分を晶析させ、生成した固形分をろ別する第1工程と、得られたろ液をエステル交換触媒の存在下で所定の温度に加温してランダムエステル交換反応を行わせ、この反応終了後、1〜3°C/時間の冷却速度で0〜15°Cまで徐冷し、析出した固体脂を除去する第2工程と、を備え、前記第2工程を、徐冷到達温度が前回よりも低く、かつ0°Cよりも高い温度条件で、固体脂が析出しなくなるまで繰返して、原料魚油に比し、高度不飽和脂肪酸残基含量のさらに高い油脂を取得することを特徴とする前記油脂の製造方法。
IPC (6件):
C11C 3/10 ,  B01J 31/02 101 ,  C07C 57/03 ,  C07C 69/587 ,  C11B 7/00 ,  C07B 61/00 300
FI (6件):
C11C 3/10 ,  B01J 31/02 101 X ,  C07C 57/03 ,  C07C 69/587 ,  C11B 7/00 ,  C07B 61/00 300

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