特許
J-GLOBAL ID:200903032723266119

自動変速機の油圧制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三原 靖雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-111513
公開番号(公開出願番号):特開平10-311415
出願日: 1998年04月06日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】摩擦要素のトルク容量を適応制御し、制御圧力を変化させることで、変速機の寿命全般に渡って適正なトルク容量を得る。【解決手段】自己管理型のファジー制御器により自動変速機の摩擦要素に供給される油圧の調整を行なう。摩擦要素への供給油圧はタービン回転数とエンジントルクとに応じて第1ファジーロジックシステムを用いて計算する。第1ファジーロジックシステムに用いられる適応圧力調整値は、変速時間の目標値との偏差及び比率に応じて第3ファジーロジックシステムを用いて計算される圧力補正値を用いて補正される。補正後の圧力補正値を用いて次回の変速における摩擦要素圧力が決定される。
請求項(抜粋):
エンジンとトルクコンバーターのタービンと共に用いられる自動変速機の変速動作を行なうために、圧力源から締結すべき摩擦要素に供給される圧力を変化させる方法であって、上記変速動作の開始時にその時点におけるタービン回転数とエンジントルクを検出する工程と、上記変速動作の期間の一部を検出する工程と、タービン回転数とエンジントルクに応じた適応圧力調整値を有する第1 ファジーロジックシステムを用いて、現在のタービン回転数とエンジントルクに対応した初期圧力設定値を決定する工程と、上記初期圧力設定値を用いて発生した圧力で圧力源から上記摩擦要素を加圧することで変速動作を行なう工程と、タービン回転数とエンジントルクとに応じた上記期間の許容可能な目標値を有する第2ファジーロジックシステムを用いて、現在のタービン回転数とエンジントルクとに対応した上記期間の目標値を決定する工程と、該目標値と上記期間のいずれかの一部との差である偏差を発生する工程と、上記目標値と上記期間のいずれかの一部との比率を発生する工程と、偏差と比率とに応じた適応圧力値を有する第3ファジーロジックシステムを用いて、偏差と比率とに対応した圧力補正値を決定する工程と、該圧力補正値と上記適応圧力調整値とを用いて、現在のタービン回転数とエンジントルクとに対応した補正された適応圧力調整値を発生する工程と、該補正された適応圧力調整値により、上記第1 ファジーロジックシステムにおける、現在のエンジントルクとタービン回転数とに応じた上記適応圧力調整値を置き換える工程と、該置き換えられた適応圧力調整値を有する第1 ファジーロジックシステムを用いた結果生じる圧力で圧力源から上記摩擦要素を加圧することで第2の変速動作を行なう工程とを有することを特徴とする自動変速機の油圧制御方法。
IPC (4件):
F16H 61/06 ,  F16H 61/02 ,  F16H 59:24 ,  F16H 59:38
FI (2件):
F16H 61/06 ,  F16H 61/02

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