特許
J-GLOBAL ID:200903032816549110

内燃機関の可変バルブタイミング機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-342846
公開番号(公開出願番号):特開平11-173118
出願日: 1997年12月12日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】【課題】クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回動を一方向に付勢する付勢手段を備えた内燃機関の可変バルブタイミング機構において、クランクシャフトに対してカムシャフトが回動するときに付勢手段の機能が損なわれることがない内燃機関の可変バルブタイミング機構を提供する。【解決手段】アークスプリング11はスプロケット2に対する内部ロータ3の相対回動を一方向に付勢する。アークスプリング11の有効巻数の端部11bは、スプロケット2の外径側に配置される。従って、アークスプリング11が縮められるときに、該アークスプリング11の中間部11cが外径側に撓むことは抑えられる。その結果、該中間部11cが進角室7aの外径側壁面に接触してしまうことが抑えられる。
請求項(抜粋):
内部に少なくとも1つの断面扇形状の凹部を有する第1回転体と、前記凹部を第1圧力室と第2圧力室に区画するベーンを有し、前記第1回転体に対して相対回動可能に組み合わされた第2回転体と、前記第1回転体に対する前記第2回転体の相対回動を一方向に付勢する付勢手段とを備え、前記第1回転体又は第2回転体の一方に伝達されたクランクシャフトの回転力を前記第1回転体又は第2回転体の他方からカムシャフトに伝達することにより内燃機関のバルブを所定のバルブタイミングで駆動するとともに、前記第1圧力室及び第2圧力室の少なくとも一方の室内の圧力を可変させることにより前記ベーンを移動させ、前記第1回転体に対して前記第2回転体を相対回動させて前記バルブタイミングを変更するようにした内燃機関の可変バルブタイミング機構において、前記付勢手段は、前記第1圧力室又は第2圧力室内に設けられ、前記ベーンを前記凹部側面に対して付勢することにより相対回動を一方向に付勢するアークスプリングであり、そのアークスプリングの有効巻数の端部を、前記第1回転体の外径側に配置したことを特徴とする内燃機関の可変バルブタイミング機構。

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