特許
J-GLOBAL ID:200903032828019745

エレベータ用の非常ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-226060
公開番号(公開出願番号):特開平5-193860
出願日: 1992年08月25日
公開日(公表日): 1993年08月03日
要約:
【要約】【目的】 エレベータ、特に牽引エレベータのための改善された非常ブレーキを提供する。【構成】 追加の非常ブレーキ装置が、エレベータ箱、バランスウエイト、巻上げロープ、駆動ロープ車1、ブレーキ、モータ、エレベータ箱安全装置を含むエレベータに与えられる。非常ブレーキ装置は駆動ロープ車に直接的に作用して、エレベータ箱の上昇移動方向における非常制動を行う。駆動ロープ車1の軸7に配置された星形車5の形のブレーキ要素が、駆動ロープ車の環状端部表面4に対してカップ状ばね6によって恒久的に押し付けられ、通常は駆動ロープ車の軸と共に回転する。エレベータ箱の上昇移動方向における速度過剰の際に、起動機構12、6が星形車形のブレーキ要素のスポークの間に制動ボルト11を動かしブレーキ要素を阻止し、前記環状端部表面を圧迫するブレーキプレートによって適切な制動トルクを発生させる。この制動トルクは、通常の操作ブレーキによる制動トルクよりも桁違いに大きい。
請求項(抜粋):
エレベータ箱、バランスウエイト、巻上げロープ、駆動ロープ車、ブレーキ、モータ、エレベータ箱安全装置を含むエレベータのための非常ブレーキ装置であって、エレベータ箱を駆動するための且つ端部表面を有する回転可能な駆動ロープ車と、ブレーキ星形車を含むブレーキ要素と、前記回転可能な駆動ロープ車との協働的な回転運動のために前記ブレーキ要素を装着するための手段と、前記駆動ロープ車の端部表面に対して前記ブレーキ星形車をばね力によって連続的に押し付けるための手段と、軸方向に移動可能な制動ボルトと、前記ブレーキ星形車との噛み合いのために前記軸方向に移動可能な制動ボルトを軸方向に移動させるための手段とを含み、前記軸方向に移動可能な制動ボルトが、前記ブレーキ星形車と噛み合う時に、そのブレーキ星形車の回転運動を阻止し且つ前記駆動ロープ車における制動トルクを生じさせる非常ブレーキ装置。

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