特許
J-GLOBAL ID:200903032834590926

空芯コイル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-102379
公開番号(公開出願番号):特開2003-297639
出願日: 2002年04月04日
公開日(公表日): 2003年10月17日
要約:
【要約】【課題】 容易に製作できるとともに巻き数が多く、また外部電磁界による誘導起電力の発生をさらに抑制する空芯コイルを得ることを目的とする。【解決手段】 空芯コイル1は、絶縁性基板2と、この絶縁性基板2に埋め込まれたコイル線3とを備えている。絶縁性基板2は基板開口部4を有している。コイル線3は、基板開口部4の円周に沿って巻回された基本コイル部5と、基本コイル部5を囲って巻回された重ね巻部6を有する重ねコイル部7とを有し、基本コイル部5と重ね巻部6とが直列に接続されている。基板開口部4には電流が流れる導体が貫通し、基本コイル部5及び重ね巻部6はこの電流によって発生する誘導起電力が相殺しないように互いに接続されている。基本コイル部5と重ね巻部6とが1枚の絶縁性基板2に重なって巻回されているので、コイル線3の巻き数が多くなり、誘導起電力が大きくなる。
請求項(抜粋):
電流が流れる導体が貫通する基板開口部を有した絶縁性基板と、前記導体の軸線周りに沿って導線が巻回されて構成され前記絶縁性基板に設けられた基本コイル部、及び前記基本コイル部を囲んで導線が巻回されて構成され前記絶縁性基板に設けられた重ね巻部が前記基本コイル部から電気的に直列に接続されて構成された重ねコイル部を有したコイル線とを備え、前記絶縁性基板は、前記基本コイル部が設けられた芯基板部と、前記芯基板部の一面及び他面からそれぞれ同数段重ねられた重ね基板部とを有し、前記基本コイル部は、前記一面に前記導体の軸線周りに略放射状に配列された複数の第1基本細線部、前記他面に前記導線の軸線周りに略放射状に配列された複数の第2基本細線部、前記芯基板部を貫通して前記第1基本細線部及び前記第2基本細線部の一端部同士を電気的に接続する内径側接続基本細線部、及び前記芯基板部を貫通して前記第1基本細線部及び前記一端部同士が接続された第2基本細線部に隣接する前記第2基本細線部の他端部同士を電気的に接続する外径側接続基本細線部を有し、前記重ね巻部は、各段において、前記一面側の各前記重ね基板部の反前記芯基板部側の面に前記導体の軸線周りに略放射状に配列された複数の第1重ね細線部、前記他面側の各前記重ね基板部の反前記芯基板部側の面に前記導体の軸線周りに略放射状に配列された複数の第2重ね細線部、前記一面及び他面から同数段目の前記第1重ね細線部及び前記第2重ね細線部の一端部同士を電気的に接続する内径側接続重ね細線部、及び前記同数段目の前記第1重ね細線部及び前記一端部同士が接続された第2重ね細線部に隣接する前記第2重ね細線部の他端部同士を電気的に接続する外径側接続重ね細線部を有しており、前記導体を流れる電流変化による磁束の変化により、前記基本コイル部及び前記重ねコイル部に発生する誘導起電力が電気的に同じ向きになるようになっていることを特徴とする空芯コイル。
IPC (2件):
H01F 17/02 ,  H01F 30/00
FI (2件):
H01F 17/02 ,  H01F 15/14
Fターム (4件):
5E070AA01 ,  5E070AB01 ,  5E070BA01 ,  5E070CA06

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