特許
J-GLOBAL ID:200903032837715410

車両の駆動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-037775
公開番号(公開出願番号):特開平6-248997
出願日: 1993年02月26日
公開日(公表日): 1994年09月06日
要約:
【要約】【目的】駆動源の制御量感度の高い状態から運転者の要求加速度が小さくなった場合又は制御量感度の低い状態から要求加速度が大きくなった場合に速やかに制御量感度を変化させて良好な運転性能を確保する。【構成】ニューロコンピュータ22では、加速度Gを教師データとしアクセルストロークS及び車速Vに対する加速度Gの関係を要求加速度モデルとして学習する。要求加速度モデル出力と加速度Gとの偏差に基づき学習値を設定し、その学習値を学習信号とし、アクセルストロークS及び車速Vに対するスロットル開度Thの関係をスロットル感度モデルとして学習する。アクセルストロークSを考慮に入れ、場合に応じて学習値を偏差よりも高くしたり偏差よりもさらに低くしたりしてスロットル感度の変動速度を速める。スロットルコンピュータ21では、スロットル感度モデル出力を参照データとし、スロットルバルブ7を開閉させてエンジン2を出力制御する。
請求項(抜粋):
車両に搭載された駆動源の制御量を変更するための制御量変更手段と、前記駆動源の出力を任意に制御するために運転者により操作される出力操作手段と、前記出力操作手段の操作量を検出するための操作量検出手段とを備え、前記操作量検出手段の検出結果に応じて前記制御量変更手段を駆動させることにより前記駆動源の出力を制御して前記車両の駆動力を制御するようにした車両の駆動力制御装置において、前記車両の加速度を検出するための加速度検出手段と、前記車両の速度を検出するための速度検出手段と、前記加速度検出手段の検出により得られる加速度を比較すべき教師データとして、その教師データと当該手段の出力との偏差を誤差信号とし、その誤差分が小さくなるように、前記出力操作手段の操作量及び前記速度検出手段の検出により得られる速度に対する前記車両の加速度の関係を、前記運転者の要求する加速度モデルとして学習するための要求加速度モデル学習手段と、前記加速度検出手段の検出により得られる加速度と前記要求加速度モデル学習手段により学習される加速度モデルの出力との偏差を演算し、その偏差に基づいて学習値を設定する学習値設定手段と、前記学習値設定手段により設定された学習値を学習信号とし、その学習値が小さくなるように、前記出力操作手段の操作量及び前記速度検出手段の検出により得られる速度に対する前記駆動源の制御量の関係を、制御量感度モデルとして学習するための制御量感度モデル学習手段と、前記制御量感度モデル学習手段により学習される制御量感度モデルの出力を参照データとして、その参照データに基づき前記操作量検出手段により検出される操作量に応じて前記制御量変更手段の駆動を制御する駆動制御手段と、前記制御量感度モデル学習手段により学習される制御量感度モデルの出力を予め定められた基準値と比較する制御量感度モデル出力比較手段と、前記出力操作手段の検出により得られる操作量を予め定められた第1の所定量及びそれよりも小さい第2の所定量と比較する操作量比較手段と、前記加速度検出手段の検出により得られる加速度と前記要求加速度モデル学習手段により学習される加速度モデルの出力との偏差を予め定められた第1の所定値及びそれよりも小さい第2の所定値と比較する偏差比較手段と、前記制御量感度モデル出力比較手段の比較結果が前記基準値未満であり、操作量比較手段の比較結果が前記第1の所定量よりも大きく、かつ、前記偏差比較手段の比較結果が前記第1の所定値よりも小さいときには、前記学習値を、前記加速度検出手段の検出により得られる加速度と前記要求加速度モデル学習手段により学習される加速度モデルの出力との偏差よりも高い正の値に設定し、前記制御量感度モデル出力比較手段の比較結果が前記基準値よりも大きく、操作量比較手段の比較結果が前記第2の所定量よりも小さく、かつ、前記偏差比較手段の比較結果が前記第2の所定値よりも大きいときには、前記学習値を、前記加速度検出手段の検出により得られる加速度と前記要求加速度モデル学習手段により学習される加速度モデルの出力との偏差よりもさらに低い負の値に設定する学習値修正設定手段とを備えたことを特徴とする車両の駆動力制御装置。
IPC (8件):
F02D 29/02 301 ,  F02D 9/02 351 ,  F02D 11/10 ,  F02D 41/04 310 ,  F02D 45/00 340 ,  F02D 45/00 ,  G05B 13/02 ,  G05B 13/04

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