特許
J-GLOBAL ID:200903032850207431

ディーゼルエンジンの噴射時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-235216
公開番号(公開出願番号):特開平7-091300
出願日: 1993年09月21日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 失火限界に対応するしきい値を学習値で構成することにより、噴射ポンプに部品バラツキがあっても、失火が生じないようにする。【構成】 計算手段57はタイマーピストン位置対応デューティー値Drealと基準燃料用デューティー値Dtimとの比または差を計算する。判定手段63の判定結果より低粘度燃料の使用時に回転変動量が第1の回転変動量以上のときは噴射時期を徐々に進角させることで探索を開始し回転変動量が第1の回転変動量未満になった直前の前記比または差の計算値を失火限界値として、また低粘度燃料の使用時に回転変動量が第1の回転変動量未満のときは噴射時期を徐々に遅角させることで探索を開始し回転変動量が第1の回転変動量以上になった直前の比または差の計算値を失火限界値として探索手段64が取り出し、この探索された失火限界値にもとづいて書換手段65がメモリ58のしきい値学習値FTHを書き換える。
請求項(抜粋):
タイマーピストンの一端の高圧室からバイパスして低圧側に漏らされる燃料流量がタイミングコントロールバルブに与える駆動量に応じて調整される分配型の噴射ポンプと、基準燃料に対してマッチングした基本噴射時期をエンジン回転数に応じて算出する手段と、この基本噴射時期にもとづいて前記タイミングコントロールバルブに与える基準燃料用デューティー値を算出する手段と、前記タイマーピストン位置を検出するセンサと、このタイマーピストン位置の検出値からタイマーピストン位置対応デューティ値を算出する手段と、このタイマーピストン位置対応デューティー値と前記基準燃料用デューティー値との比または差を計算する手段と、しきい値の学習値を記憶するメモリと、このメモリに記憶されたしきい値学習値と前記比または差の計算値とを比較することにより前記基準燃料が使用されているのかそれとも前記基準燃料より低粘度の燃料が使用されているのかを判定する手段と、この判定結果より低粘度燃料の使用時には前記基本噴射時期を進角補正して噴射時期を算出し、また基準燃料の使用時には前記基本噴射時期をそのまま噴射時期として算出する手段と、この算出された噴射時期を前記タイミングコントロールバルブに与える駆動量に変換する手段と、前記低粘度燃料の使用時に回転変動量を算出する手段と、この回転変動量が第1の回転変動量以上かどうかを判定する手段と、この判定結果より回転変動量が第1の回転変動量以上のときは噴射時期を徐々に進角させることで探索を開始し回転変動量が第1の回転変動量未満になった直前の前記比または差の計算値を失火限界値として、また回転変動量が第1の回転変動量未満のときは噴射時期を徐々に遅角させることで探索を開始し回転変動量が第1の回転変動量以上になった直前の比または差の計算値を失火限界値として取り出す手段と、この探索された失火限界値にもとづいて前記メモリに記憶されたしきい値学習値を書き換える手段とを設けたことを特徴とするディーゼルエンジンの噴射時期制御装置。
IPC (6件):
F02D 41/14 330 ,  F02D 1/18 ,  F02D 45/00 312 ,  F02D 45/00 340 ,  F02D 45/00 345 ,  F02D 45/00 364

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