特許
J-GLOBAL ID:200903032882371918

緩衝機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-060213
公開番号(公開出願番号):特開平6-272735
出願日: 1993年03月19日
公開日(公表日): 1994年09月27日
要約:
【要約】【目的】 横の荷重によって発生するモーメントに対して反力を発生する機構を追加して、水平方向のバネ定数を垂直方向のバネ定数に近付け、全ての方向の共振点をほぼ等しい値にすることにより、どのような方向の振動・衝撃も低減する緩衝機構を得る。【構成】 基盤1に軸受6を介してU字型バネ5を連結し、そのU字型バネ5とテーブル4をアーム7,8で連結し、アイソレータ3の他にU字型バネ5のねじり剛性で、モーメント反力を発生させる。テーブル4の並進方向の動きに対しては、U字型バネ5は回転するのみで反力は発生しないが、テーブル4が傾斜したときには、U字型バネ5がねじられ、モーメント反力を発生する。そのため、緩衝機構の水平方向のバネ定数が垂直方向にほぼ等しくなり、全ての方向の共振点が近い値になり、振動・衝撃を効果的に緩衝するように設定できる。
請求項(抜粋):
装置全体が搭載される基盤からの振動・衝撃を緩和する緩衝機構において、電子機器が固定され、上記基盤と離されたテーブル、このテーブルと上記基盤を両端の自由に回転できる継ぎ手で連結し基盤の振動を緩和する弾性体であるアイソレータ、上記基盤とテーブルの間に介在し上記基盤から水平方向の振動・衝撃を受けたとき上記電子機器が発生する転倒モーメント支持機構として、モーメント反力を発生するU字型バネ、このU字型バネを上記基盤に連結する軸受、上記テーブルとU字型バネに自由に回転できる継ぎ手で連結されU字型バネが発生するモーメント反力をテーブルに伝達するアームとから構成される複数組の転倒モーメント支持機構とを具備したことを特徴とする緩衝機構。

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