特許
J-GLOBAL ID:200903032942826626

FORTRANプログラムにおける手続きの自動インライン展開処理方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-193507
公開番号(公開出願番号):特開平6-035712
出願日: 1992年07月21日
公開日(公表日): 1994年02月10日
要約:
【要約】【目的】 文関数定義文で引用している外部関数をインライン展開の対象とすることにより、より多くの手続きのインライン展開を可能にする。【構成】 FORTRANコンパイラの機能であるインライン展開処理部11中に文関数を文関数引用部へ展開するための処理の制御を行う文関数展開処理制御手段121と、文関数を文関数引用部へ展開するための情報を作成する文関数定義文解析手段122と文関数引用部解析手段123と、作成された情報をもとに文関数を文関数引用部へ展開する処理を行う文関数展開手段124とを有する文関数処理部12を追加することで、文関数定義文を実行文としてソースプログラムに展開させ、文関数定義文内で引用している外部関数を手続きのインライン展開の対象として扱うことを可能にする。
請求項(抜粋):
FORTRANコンパイラにプリプロセッサとしてソースレベルのインライン展開を行う自動インライン展開処理部と展開されたソースプログラムを入力として翻訳を行う翻訳処理部とを備え、前記自動インライン展開処理部にソースプログラム内の文関数を事前に展開するための文関数処理部と文関数が展開されたソースプログラムを入力として手続きのインライン展開を行う手続きインライン展開処理部とを備え、前記文関数処理部にプログラム中で使用している名標および各々の型を名標情報として作成し、文関数の展開処理を制御する文関数展開処理制御手段と、文関数定義文を解析し、文関数名、その仮引数および文関数の型などの文関数定義文情報を作成する文関数定義文解析手段と、文関数引用部分を解析し、引用している文関数ごとに文関数名とその実引数などの文関数引用情報を作成する文関数引用部解析手段と、文関数の引用があるごとに文関数引用情報と文関数定義文情報を基に実引数および仮引数の名標および文関数の型の整合性をとりながら、文関数を引用している文の直後に文関数名と同じ型をもつ生成変数へ文関数の式の評価結果を代入する代入文を挿入し、文関数引用部分をその生成変数に置換した文を新たに生成し、もとの文関数を引用している文を注釈文に置換するための処理を行う文関数展開手段とを有し、文関数をソースレベルで事前にインライン展開し、そのソースプログラムを入力することで文関数内で引用している外部関数も手続きのインライン展開の対象として扱うことを特徴とするFORTRANプログラムにおける手続きの自動インライン展開処理方式。

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