特許
J-GLOBAL ID:200903032944178532

ファイバ型デポラライザの製造方法及び製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川瀬 茂樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-354046
公開番号(公開出願番号):特開平6-180410
出願日: 1992年12月14日
公開日(公表日): 1994年06月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 複屈折性物体2つを組み合わせてデポラライザを作ることができる。【構成】 光源からの光を直線偏光にし、これを偏光方向とファイバの光学主軸が合致するように第1の複屈折性ファイバの始端コアに入射する。第1の複屈折性ファイバの終端と第2の複屈折性ファイバの始端を対向させて保持する。第1ファイバの終端または第2ファイバの始端は少なくとも一方が回転可能とする。第2ファイバの終端には、回転可能な偏光子と光検出器を設けて、出射光の全ての方向或はある範囲の方向に偏波面を持つ光の強度を測定する。対向するファイバの端部を少しずつある範囲で相対回転させて、第2ファイバの出射光の偏光状態を調べる。出射光が無偏光になった場合の回転角を求めて、この回転角度で二つのファイバ端面を突き合わせて融着接続する。
請求項(抜粋):
直交偏波間の光路長の差が光源の可干渉長以上であるような長さの複屈折性ファイバ2本を主軸が約45度捩じれたように接続されたファイバ型デポラライザの製造のために、前記の長さ以上の長さを有する第1の複屈折性ファイバPM1の終端Bと、第2の複屈折性ファイバPM2の始端Cを端面B、Cが対向するように設置し、第1の複屈折性ファイバPM1の始端Aの前段には、光源、偏光子を設置し、第2の複屈折性ファイバの終端Dに続いて検光子と、光検出器を設置し、第1の複屈折性ファイバPM1の始端Aにはその主軸方向に合致する偏波面を持つ直線偏光を入射させ、光が、PM1ファイバ、PM2ファイバ、検光子、光検出器の順に伝搬するようにし、PM1ファイバとPM2ファイバが任意の相対回転角度にあるときに、検光子またはファイバPM2の終端Dを回転しながら光検出器出力を測定しこの内の最大値と最小値を求め、PM2ファイバの始端Cまたは、PM1ファイバの終端を回転して一定の角度範囲でPM1の終端B、PM2の始端Cの相対角度について同様の測定を繰り返し、最大値と最小値の比が最も小さい時のB、C間の相対角度を求め、この角度にPM1の終端B、PM2の始端Cの相対角度を設定した状態で両端面B、Cを融着接続することを特徴とするファイバ型デポラライザの製造方法。

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