特許
J-GLOBAL ID:200903032950590925

裏面に裏部材を有する係合部材の製造方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 武男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-195434
公開番号(公開出願番号):特開平6-038811
出願日: 1992年07月22日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】一体成形の合成樹脂製係合部材の裏面に編織物、不織布、紙、合成樹脂製シート等の裏部材を強固に接合するための効率的な方法及び装置の提供。【構成】押出ノズル1から面ファスナー用溶融樹脂材料4を所定幅で押し出し、溶融樹脂材料を、ノズルと所定の間隙をもち一方向に回転し、周面に多数の係合片用キャビティ5と内部に冷却手段を有するダイホイール2の前記間隙から係合片用キャビティ5内に充填させると共にダイホイールを駆動回転させて、平板状基材4aの表面に多数の係合片4bを一体に連続成形する。他方、裏部材案内路1dを通して別途供給される多孔性裏部材3を、ダイホイールの回転と共に移動する平板状基材部分4aに圧接状態で添設一体化し、裏部材3と一体化されてなる樹脂成形体4′をキャビティから引き抜く。
請求項(抜粋):
基材の裏面に別材料からなる裏部材を有し、一体成形により基材の表面に多数の係合片が形成された係合部材を連続的に製造する方法であって、押出ノズル(1,10,100)から面ファスナー用溶融樹脂材料(4) を所定幅で押し出すこと、押出ノズル(1,10,100)から押し出される前記溶融樹脂材料(4) を、前記ノズル(1,10,100)と所定の間隙をもって対設され一方向に回転し、周面に多数の係合片用キャビティ(5) を有すると共に内部に冷却手段を有するダイホイール(2) の前記間隙に導入すると同時に、同溶融樹脂材料(4) を前記係合片用キャビティ(5)内に充填すること、前記ダイホイール(2) を前記溶融樹脂材料(4)の押出方向に駆動回転させて、平板状基材(4a)の表面に多数の係合片(4b)を一体に連続成形すること、押出ノズル(1,10,100)に近接状態で加熱されながら別途供給される多孔性裏部材(3) を前記ダイホイール(2) の回転に随伴して移動する平板状基材(4a)に圧接状態で添設すること、前記ダイホイール(2) を所定の温度に冷却すること、及び冷却され裏部材(3) と一体化されてなる樹脂成形体(4′,40′) の前記係合片(4b)を前記キャビティ(5) から引き抜きながら、樹脂成形体(4′, 40′) を前記溶融樹脂(4) の押出方向に積極的に引き取ることを特徴とする裏面に裏部材を有する係合部材の製造方法。

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