特許
J-GLOBAL ID:200903032981270139
背後からの衝撃時に頸部を保護する装置が設けられた車両用座席
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
若林 忠 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-189055
公開番号(公開出願番号):特開平11-070828
出願日: 1998年07月03日
公開日(公表日): 1999年03月16日
要約:
【要約】【課題】 背後から衝撃を受けた場合に頸部を保護する装置を有する車両用空席を提供する。【解決手段】 自動車用座席がその背もたれに強度部材(9)を持ち、その部材には下側部分(10)にピボットで取り付けられてヘッドレスト(5)を有する上側部分(11)があり;強度部材のそれら2つの部分は、ロック装置によってつながっており;該ロック装置は、それら部分を一緒に保持し、背後から衝撃が加わった場合、搭乗者の背中が強度部材の上側部分のスラスト部材(22)にもたれかかった時に外れるような寸法となっていることから、背もたれ強度部材の上側部分および背もたれの正面の上側領域がヘッドレストとともに前方に回転し;その動きはエネルギー吸収装置(14)によってブレーキをかけられるようになっている。
請求項(抜粋):
ヘッドレスト(5)が上に取り付けられパッド(4a)を支持する強度部材(9)がある背もたれ(4)を有してなる車両用座席であって、前記背もたれは搭乗者の背中を支えるよう設計された正面(6)を有し;前記背もたれの強度部材(9)は、互いに関して移動可能な2つの部分から構成されており、すなわち最初に下側部分(10)が次に上側部分(11)がヘッドレスト(5)を有するものであり;前記上側部分は下側部分にピボットで取り付けられて、第1および第2の角度位置の間で回転軸(X’)で回転し、それはそれぞれ下側部分(10)に対して動くだけの後方および前方に傾斜しており;背もたれ自体の正面部(6)は2つの重なった領域を有しており、すなわち下側領域(7)と上側領域(8)を持ち、それらの領域はそれぞれ、背もたれ強度部材の下側部分(10)および上側部分(11)に固定されており;背もたれ強度部材の上側部分(11)は前記上側部分(11)の回転軸(X’)の高さより下で背もたれ(4)に配置されたスラスト部材(22)を有していることで、車両に背後から衝撃が加わった場合に、スラスト部材が背もたれのパッド(4a)に押し込まれながら、搭乗者の背中が前記スラスト部材に対して後方にもたれかかることによって、背もたれの強度部材の上側部分(11)がそれの第2の角度位置方向に移動するようになっており;背もたれ強度部材の上側部分と下側部分(11,10)は、ロック装置(14,23,35,41)によって相互に連絡していて、該ロック装置が通常は上側部分(11)の偶発的回転を防止するようになっており;前記ロック装置は、背後からの衝撃があった場合に、背もたれの上側部分(11)が第2の角度位置になく、前記スラスト部材(22)が所定の値を超えた後方への力を受けた時に外れるようになっており;前記ヘッドレスト(5)は背もたれの上側部分(11)に取り付けられていて、背後からの衝撃があった場合にその上側部分(11)と同じ動きをするようになっている車両用座席において、背後から衝撃が加わった場合、背もたれ強度部材の上側部分(11)が移動してそれの第2の角度位置に入ろうとする間に、角度行程を通じて前記上側部分の動きにブレーキをかけるエネルギー吸収手段(29,30,42)をさらに有することを特徴とする座席。
IPC (3件):
B60N 2/42
, A47C 7/38
, B60N 2/48
FI (3件):
B60N 2/42
, A47C 7/38
, B60N 2/48
引用特許:
前のページに戻る