特許
J-GLOBAL ID:200903033037374866

燃料噴射ノズルの噴射率制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須田 正義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-305277
公開番号(公開出願番号):特開平5-118259
出願日: 1991年10月24日
公開日(公表日): 1993年05月14日
要約:
【要約】【目的】比較的簡単な構造で副噴射及び主噴射を適切に行うことができ、エンジン内での燃焼を向上させて窒素酸化物の排出を低減する。【構成】プレッシャスプリング16により第1ニードルバルブ31を第1シート面11cに圧接し、フィードホール14に連通する燃料溜り室11bの圧力がスプリングの弾性力に抗して第1ニードルバルブを押上げる。上下動可能にスプリングの上端に圧接されたフリーピストン17の上方に第2ノズルボデー12を設け、ボデー12内の第2ニードルバルブ32を積層型圧電素子18により第2シート面12bに接離可能に設ける。燃料をピストンの上面に導く燃料導入通路12cを第2ニードルバルブにより開閉し、ピストンの上面の燃料を燃料排出通路18b,13c及びオリフィス18dを介して排出する。コントローラ33はセンサ27,28,29の検出出力に基づいて積層型圧電素子を制御する。
請求項(抜粋):
ノズルホルダボデー(13)の下面に第1ノズルボデー(11)がリテーニングナット(21)により固着され、前記第1ノズルボデー(11)に内蔵される第1ニードルバルブ(31)が前記ノズルホルダボデー(13)に内蔵されるプレッシャピン(41)及びプレッシャスプリング(16)により前記第1ノズルボデー(11)内の第1シート面(11c)に圧接され、前記第1ニードルバルブ(31)の周囲に形成された燃料溜り室(11b)に燃料噴射ポンプからの燃料が前記ノズルホルダボデー(13)と前記第1ノズルボデー(11)に形成されたフィードホール(14)を介して貯えられ、前記燃料溜り室(11b)の圧力が前記スプリング(16)の押下げ力を越えるとき前記第1ニードルバルブ(31)が第1シート面(11c)を離れて前記燃料溜り室(11b)に貯えられた燃料を前記燃料溜り室(11b)からエンジンに噴射する燃料噴射ノズルにおいて、前記ノズルホルダボデー(13)に内蔵され前記スプリング(16)により上方に付勢され上下方向に摺動可能に設けられたフリーピストン(17)と、前記ノズルホルダボデー(13)の前記フリーピストン(17)の上方に内蔵された第2ノズルボデー(12)と、前記第2ノズルボデー(12)に内蔵され積層型圧電素子(19)により前記第2ノズルボデー(12)内の第2シート面(12b)に接離可能に設けられた第2ニードルバルブ(32)と、前記フィードホール(14)から分岐して前記ノズルホルダボデー(13)に設けられた分岐通路(13d)と、前記第2ノズルボデー(12)に設けられ前記フィードホール(14)からの燃料を前記分岐通路(13d)を介して前記フリーピストン(17)の上面に導きかつ前記第2ニードルバルブ(32)の上下動により開閉される燃料導入通路(12c)と、前記フリーピストン(17)の上面に溜った燃料をオリフィス(18d)を介して排出する燃料排出通路(18b,13c)と、前記エンジンの運転状態を検出するセンサ(27,28,29)と、前記センサ(27,28,29)の検出出力に基づいて前記積層型圧電素子(19)を制御して前記燃料導入通路(12c)を連通又は遮断するコントローラ(33)とを備えたことを特徴とする燃料噴射ノズルの噴射率制御装置。
IPC (2件):
F02M 45/08 ,  F02M 47/00

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