特許
J-GLOBAL ID:200903033070913284

トロイダル無段変速機のローラー支持構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-025222
公開番号(公開出願番号):特開平9-217804
出願日: 1996年02月13日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】 トロイダル無段変速機において、ピボットシャフト8b及びニードルベアリング10により、入力側及び出力側ディスク6,7からの押圧力F,Fによるパワーローラー軸孔9aの径方向の変形を拘束しつつパワーローラー9を回転可能に支持させるようにする際に、構成要素の大型化を伴うことになるパワーローラー9全体の高剛性化を図ることなく、押圧力F,Fにより生じる軸孔9aの表面の応力を緩和できるようにし、変速機のレイアウト性の悪化を招くことなく、曲げ疲労に対するパワーローラー9の耐久性を向上させることができるようにする。【解決手段】 ニードルベアリング10を、パワーローラー軸孔9aの両ディスク回転軸心Pに近い側に偏って配置する。
請求項(抜粋):
互いに同心にかつ回転可能に支持された入力側ディスク及び出力側ディスクと、該両ディスクの回転軸心に対し捩れの位置にある軸心回りに揺動可能に保持され、両ディスクの回転軸心に向かって延びるように設けられた軸部を有する支持部材と、中心部に軸孔を有し、該軸孔において上記支持部材の軸部にベアリングを介して回転可能に嵌挿支持されている一方、側周面の各一部をそれぞれ上記両ディスクからの押圧力を受けるように該両ディスクに転動可能に圧接させたパワーローラーとを備え、上記両ディスクの押圧力によるパワーローラーの軸孔表面での径方向の変形を上記支持部材の軸部及びベアリングにて拘束するようにしたトロイダル無段変速機のローラー支持構造において、上記パワーローラー軸孔表面での径方向の変形に対する両ディスク回転軸心から遠い側での拘束力を、該回転軸心に近い側での拘束力よりも小さくする拘束力低減手段を備えていることを特徴とするトロイダル無段変速機のローラー支持構造。

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