特許
J-GLOBAL ID:200903033079136302

低硬度ゴム組成物、給紙部材及び給紙装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 隆司 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-358761
公開番号(公開出願番号):特開平10-195245
出願日: 1996年12月27日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】 給紙ローラ等の給紙部材の表面に、ゴムとしての弾力性、機械的強度、耐摩耗性等の諸特性に優れ、長期使用においても高い摩擦係数を有すると共に、従来の多量のオイルを用いて低硬度ゴム材料を得る場合における物性、加工性及び作業性での欠点が大幅に改良され、しかもオイル等の低分子材のブリードを効果的に抑制し得、ローラ間に挟まれる紙等の相手材に対する汚染を可及的に防止することができるゴム層を形成し得る低硬度ゴム組成物を得る。【解決手段】 低硬度ゴム組成物において、低分子材と熱可塑性高分子材との溶解度パラメータ値の差及び油展ゴムの伸展油と熱可塑性高分子材との溶解度パラメータ値の差をいずれも3以下とすると共に、低分子材と上記ゴム組成物のゴム成分との溶解度パラメータ値の差及び油展ゴムの伸展油と上記ゴム組成物のゴム成分との溶解度パラメータ値の差をいずれも4以下とする。この場合、ゴム材料として非油展ゴムのみを用いた場合には、当然、伸展油と熱可塑性高分子材との溶解度パラメータ値の差、及び、伸展油とゴム成分との溶解度パラメータ値の差については無視する。
請求項(抜粋):
油展ゴム、又は油展ゴムと非油展ゴムとの混合ゴムを主成分とするゴム組成物に、低分子材及び熱可塑性高分子材を配合してなり、この低分子材が100°Cにおいて5×105センチポイズ以下の粘度を有し、低分子材と熱可塑性高分子材との溶解度パラメータ値の差及び油展ゴムの伸展油と熱可塑性高分子材との溶解度パラメータ値の差がいずれも3以下であり、かつ低分子材と上記ゴム組成物のゴム成分との溶解度パラメータ値の差及び油展ゴムの伸展油と上記ゴム組成物のゴム成分との溶解度パラメータ値の差がいずれも4以下であることを特徴とする低硬度ゴム組成物。

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