特許
J-GLOBAL ID:200903033164917399

燃料電池発電装置の水蒸気分離器圧力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-026416
公開番号(公開出願番号):特開平8-222255
出願日: 1995年02月15日
公開日(公表日): 1996年08月30日
要約:
【要約】【目的】水蒸気供給量の急変に際して切替制御の無駄時間が短く、水蒸気分離器圧力制御の安定性に優れた水蒸気分離器圧力制御装置を提供する。【構成】燃料電池1が燃料電池冷却系10、および水蒸気供給系11を備え、水蒸気分離器圧力制御装置が水蒸気分離器圧力の検出値および設定値の比例積分微分制御で得られる弁開度指令20Sにより水蒸気流量調整弁12の開度を制御する水蒸気流量制御系20Aと、水蒸気供給量の急変を水蒸気分離器圧力,水蒸気流量,および水蒸気流量制御系の操作量から水蒸気熱量の指令値との差として検出する水蒸気熱量差検出系30と、得られた水蒸気熱量差と冷却用熱交換器の冷水出入り口温度および流量の各検出値から求まる熱交換器の交換熱量との比例積分微分制御を行い,得られた操作量を弁開度指令に変換して燃料電池冷却系10の三方流量調整弁3の開度を制御する交換熱量制御系40とを備える。
請求項(抜粋):
単位セルと冷却板の積層体からなる燃料電池と、前記冷却板,冷却用熱交換器,水蒸気分離器,および循環ポンプの直列循環路からなり前記燃料電池を飽和水あるいは飽和二相流体により一定温度に沸騰冷却する燃料電池冷却系と、前記水蒸気分離器で分離した水蒸気を水蒸気流量調整弁を介して外部に供給する水蒸気供給系とを有する燃料電池発電装置における前記水蒸気分離器圧力制御装置であって、水蒸気分離器圧力の検出値および設定値の比例積分微分制御で得られる操作量を弁開度指令に変換して前記水蒸気流量調整弁に供給する水蒸気流量制御系と、水蒸気供給量の急変を水蒸気分離器圧力および水蒸気流量の検出値から求まる水蒸気熱量の実際値と前記操作量から求まる水蒸気熱量の指令値との差として検出する水蒸気熱量差検出系と、この水蒸気熱量差検出系で得られた水蒸気熱量差と前記冷却用熱交換器の冷水出入り口温度および流量の各検出値から求まる熱交換器の交換熱量との比例積分微分制御を行い,得られた操作量を弁開度指令に変換して前記冷却用熱交換器の制御弁に供給する交換熱量制御系とを備えたことを特徴とする燃料電池発電装置の水蒸気分離器圧力制御装置。

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