特許
J-GLOBAL ID:200903033173012455

快削熱間加工鋼材及び粗形材並びにそれらを用いた快削熱間加工製品及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 潮谷 奈津夫 (外1名) ,  石川 泰男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-156366
公開番号(公開出願番号):特開平11-350067
出願日: 1998年06月04日
公開日(公表日): 1999年12月21日
要約:
【要約】【課題】 鋼の被削性向上に対して、黒鉛の大きさ及び量を適切に制御した熱間加工鋼材ないし粗形材を製造する技術を開発する。【解決手段】 Ti添加で黒鉛析出を促進させる下記成分、重量%で、C:0.70〜1.50%、Si:0.70〜3.00%、Mn:0.01〜2.00%、Ti:0.001〜0.100%で不純物元素を低位に抑え、黒鉛化指数CEが1.30以上の基本成分の熱間圧延鋼材を、800°C以上、その鋼材の固相線温度-50°C以下の温度に加熱・加工し、加工後700°Cになるまでを1分以上かけて緩冷却して、平均粒径1.0μm以上の黒鉛を50個/mm2 以上有し、且つ金属組織がフェライト又はフェライト+パーライトにする。Mnの強靱化効果を控え目にし、黒鉛析出阻害を減らす時はMnを0.35%以下にする。焼入れ性向上、結晶粒微細化又は黒鉛析出促進の元素を適切量添加する。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.70〜1.50%、Si:0.70〜3.00%、Mn:0.01〜2.00%、P :0.050%以下、S :0.10%以下、Ti:0.001〜0.100%、O :0.0050%以下、及び、N :0.020%以下を含有し、残部Fe及び不可避不純物からなる化学成分を有し、下記(1)式で求められる黒鉛化指数CEが1.30以上である熱間圧延鋼材を、800°C以上、当該熱間圧延鋼材の固相線温度-50°C以下の間の温度に加熱し、熱間加工し、こうして得られた熱間加工鋼材をその温度が700°Cになるまでを1分以上の時間をかけて緩冷却して、平均粒径1.0μm以上の黒鉛を50個/mm2 以上有し、且つ金属組織がフェライト又はフェライト+パーライトになっていることを特徴とする、快削熱間加工鋼材及び粗形材。 CE=C+Si/3-Mn/12+Ti/3 ------------------(1)但し、上式中の元素記号は各元素の重量%を表わす。
IPC (5件):
C22C 38/00 301 ,  B21J 5/00 ,  C21D 8/00 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
FI (5件):
C22C 38/00 301 M ,  B21J 5/00 A ,  C21D 8/00 A ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特許第3764274号
  • 特許第3764274号
  • 特許第3764274号

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