特許
J-GLOBAL ID:200903033174827274

TiCN基サーメット工具とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 正行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-075118
公開番号(公開出願番号):特開平9-239605
出願日: 1996年03月04日
公開日(公表日): 1997年09月16日
要約:
【要約】【課題】工具の摩耗量によらず優れた耐欠損性と耐磨耗性を備えた、変質相の無い緻密なTiCNサーメット工具を提供する。【解決手段】逃げ面及びすくい面のいずれかにおいて表面から深さ5μmまでの表面部は、第2の硬質相と結合相金属とからなり、表面から深さ5μmより内部は、内部に向かって第2の硬質相が減少するにつれて第1の硬質相が増加する遷移部と、遷移部より内部の第1の硬質相と結合相金属とからなる中心部とからなり、サーメット工具の表面より深さ100μmまでの表面部の該結合相金属の量がそれより内部の該結合相金属の量より少なくなっているTiCN基サーメット工具。
請求項(抜粋):
第1の硬質相と 第2の硬質相と 結合相金属とからなるTiCN基サーメット工具であって、該サーメット工具の逃げ面及びすくい面のいずれかにおいて表面から深さ5μmまでの表面部は、該第2の硬質相と該結合相金属とからなり、該サーメット工具の表面から深さ5μmより内部は、内部に向かって該第2の硬質相が減少するにつれて該第1の硬質相が増加する遷移部と、該遷移部より内部の該第1の硬質相と該結合相金属とからなる中心部とからなり、該サーメット全体の炭素と窒素の合計量に対する窒素量の割合N/(C+N)が原子比で0.2〜0.5の範囲にあり、該サーメット工具の表面より深さ100μmまでの表面部の該結合相金属の量がそれより内部の該結合相金属の量より少なくなっており、該第1と第2の硬質相は、Tiと、非Ti金属と、炭素と、窒素とを有する化合物であり、該第1の硬質相は、その中心に向かって、Tiが増加し、非Ti金属が減少する組成構造を有し、該第2の硬質相は、Tiと非Ti金属が均一に分散する組成構造を有するTiCN基サーメット工具。
IPC (3件):
B23B 27/14 ,  C22C 1/05 ,  C22C 29/04
FI (3件):
B23B 27/14 B ,  C22C 1/05 G ,  C22C 29/04 Z
引用特許:
審査官引用 (4件)
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