特許
J-GLOBAL ID:200903033185600727

医療器具とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 稲葉 良幸 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-509737
公開番号(公開出願番号):特表平9-506789
出願日: 1994年01月18日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】局所麻酔と可塑化の特性を有する合成物を、高分子材料の中に溶解する。局所麻酔薬を含む材料によって、麻酔チューブ(30)、排液チューブ(16)、及びその他の医療器具を形成するための、押出し、共押出し、及び成形の技法を開示する。リドカインの塩基形態のような疎水性の麻酔薬合成物を使用するが、これは水中におけるよりもチューブの高分子壁材料における方が溶解し易い。事例ではプリロカインもジブカインも使用できる。重合体の中に溶解した麻酔薬塩基を反応させることによって得られる水溶性形態の局所麻酔薬を、例えば露出表面に加えて急速な麻酔開始を可能にする。バルーン(21)、薄膜、及び押し出した断面を図示する。障壁及び計量層は麻酔薬の方向と速度を制御する。PVCなどの樹脂に溶解したリドカインを含む薬品送出システムも、抗不整脈薬物療法及び抗発作薬物療法に有用であることがわかっている。
請求項(抜粋):
医療目的のために動物の体内通路の中に導入するための可撓性チューブであって、前記チューブは内腔を画定する内表面を有する壁を有し、壁はチューブが動物の体内通路の中に据え付けられた時に動物の身体組織と接触する外側に面する表面を有し、前記チューブの壁は局所麻酔薬合成物を中に溶解した壁材料から構成され、局所麻酔薬合成物は壁の材料の中では水中よりも可溶性が高く、壁材料の中の局所麻酔薬合成物の濃度は、所定の望ましい程度に可撓性のある壁材料をもたらすための可塑剤として貢献するような濃度であり、同時にチューブが動物の体内通路の中に据え付けられてそれと接触しているときに、チューブと接触している体内通路の表面への麻酔薬合成物の拡散が麻酔を維持するために効果的な速度であるような濃度である可撓性チューブ。

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