特許
J-GLOBAL ID:200903033213670221

シームレス缶

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 郁男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-047333
公開番号(公開出願番号):特開平8-244750
出願日: 1995年03月07日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】【目的】 ポリエステルフィルム層が、新規な分子配向を有しており、これにより、ポリエステルが熱処理を受けた後での耐衝撃性(耐デント性)、耐腐食性及び巻締性乃至密封性を顕著に向上されており、しかも素材コストの節減及び容器重量の低減も行われている被覆金属シームレス缶を提供する。【構成】 金属板とエチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステル乃至コポリエステルの二軸配向フィルムとの積層体から成るシームレス缶であって、ポリエステル被覆金属板の絞り-再絞り加工に際して、缶側壁部が積層体元厚の30%乃至85%の厚みとなるように薄肉化されていると共に、前記缶側壁部におけるフィルム層が、該フィルム層のX線回折チャートをベースライン補正して得られる2θ=14 ゚乃至20 ゚のピークと2θ=24 ゚乃至29 ゚のピークとの回折強度比の百分率(平行成分配向度)が65%以上であり、且つ2θ=14 ゚乃至20 ゚のピークの半値巾が1.8 ゚以内にあるものであることを特徴とするシームレス缶。
請求項(抜粋):
金属板とエチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステル乃至コポリエステルの二軸配向フィルムとの積層体から成る薄肉化深絞りしごき加工シームレス缶において、缶側壁部は積層体元厚の30%乃至85%の厚みとなるように薄肉化されていると共に、前記缶側壁部におけるフィルム層は、下記式(1)式中、Aは、缶側壁部から剥離したフィルムの多数を缶高さ方向が互いに平行になるように重ね合わせ、このフィルム面に対して、缶高さ方向に対して垂直にX線(Cu-α)を入射させ、X線入射線を含み且つ前記高さ方向に垂直な面内で回折角度(2θ)を変化させて得られるX線回折曲線について2θ=10 ゚から60 ゚までの範囲でピーク間の谷及び裾を結ぶベースラインを引いて得られる補正X線回折曲線において、概ね2θ=24 ゚乃至29 ゚のピークの強度を表し、Bは上記補正X線回折曲線における概ね2θ=14 ゚乃至20 ゚のベースラインからの強度を表す、で定義される平行成分配向度(D1 )が65%以上であり且つ概ね2θ=14 ゚乃至20 ゚のピークの半値巾(Wh)が1.8 ゚以内にあることを特徴とするシームレス缶。
IPC (2件):
B65D 1/12 ,  B65D 1/09
FI (2件):
B65D 1/12 Z ,  B65D 1/00 B

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