特許
J-GLOBAL ID:200903033218613730

送受信器ユニットにおけるエコーをキャンセルするためのエコーキャンセル装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 康徳 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-513872
公開番号(公開出願番号):特表2003-506924
出願日: 2000年07月28日
公開日(公表日): 2003年02月18日
要約:
【要約】エコーキャンセル装置(ECD)は、伝達関数推定器(EST,H)、減算器(ADD)、および残留エコー抑圧器(G,ADD2)を含むエコーキャンセラ(EC)を備える。残留エコー抑圧器(G)は、可変フィルタ関数(g)を有する残留エコーフィルタ(G)を備える。このフィルタ関数(g)は、減算器(ADD)の減算器出力(TNE’)から受信信号(RFE)に係るスペクトル特性を除去するように適応化する、および/または、減算器(ADD)の減算器出力信号(TNE’)における、送受信器ユニット(MC,TCRT)で生成された送信信号(TNE)に係る背景スペクトル成分を強調するように適応化することが可能である。適応フィルタ(G)の出力段に雑音生成手段(NGM’)を設け、音声符号化器(COD)における音声符号化の前に、フィルタ出力信号(TNE’)に対する雑音処理を入れ込むことも可能である。雑音処理により、フィルタ出力信号における受信信号(RFE)に係るスペクトル成分がマスクされる。本発明に係るエコーキャンセル装置(ECD)は、コードワードの変更やエコーキャンセラ(EC)のバイパスを必要としない改善された残留エコーキャンセルを提供することができる。
請求項(抜粋):
通信システム(TELE)の送受信器ユニット(TRU)に含まれる受信ユニット(RX)により受信された受信信号(RFE)が、該送受信器ユニット(TRU)の送信ユニット(TX)に結合することによって発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル装置(ECD)であって、 a)前記受信ユニット(RC、SP、RCRT)から前記送信ユニット(TR、MC、TCRT)への結合伝達関数(H)を推定し、前記推定された結合伝達関数(H)を用いて前記受信信号(RFE)を処理する伝達関数推定器(EST、H)と、 b)前記受信信号(RFE)が前記送信ユニット(MC、TCRT)に結合することに起因するエコー信号を含んだ送信信号(TNE)から処理後の受信信号(RFE’)を減算する減算器(ADD)と、 c)前記減算器(ADD)からの出力信号における残留エコーを抑圧する残留エコー抑圧器とを含み、 d)前記残留エコー抑圧器は、前記減算器からの減算器出力信号(TNE’)から前記受信信号(RFE)に関連するスペクトル特性を除去する可変フィルタ関数(g)を有する残留エコーフィルタ(G)を含んでいることを特徴とするエコーキャンセル装置。
IPC (5件):
H04B 3/23 ,  G10L 21/02 ,  H04B 7/015 ,  H04M 1/00 ,  H04M 1/60
FI (5件):
H04B 3/23 ,  H04B 7/015 ,  H04M 1/00 H ,  H04M 1/60 C ,  G10L 9/00 F
Fターム (9件):
5K027BB03 ,  5K027DD10 ,  5K027DD18 ,  5K027HH03 ,  5K046BB01 ,  5K046HH11 ,  5K046HH42 ,  5K046HH45 ,  5K046HH79

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