特許
J-GLOBAL ID:200903033259299587

電力変換器の制御装置と自励式無効電力補償装置および直流送電システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-209066
公開番号(公開出願番号):特開平6-062583
出願日: 1992年08月05日
公開日(公表日): 1994年03月04日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 励磁電流のうち偏磁電流発生期間のみの励磁電流を積分し、この積分値に従って偏磁量を抑制することができること。【構成】 パルス発生回路48から電力変換器12〜18にゲートパルスが印加されると、各電力変換器からの電流によって変圧器20〜26の巻線が励磁される。このとき各変圧器の励磁電流は電流検出器34〜42によって検出され、この励磁電流のうち特定のゲートパルスが発生したときから一定時間のみ発生する励磁電流が各積分器66,68によって積分され、各積分器の偏差が加算器70によって求められる。そして次の周期に発生するゲートパルスのうち変圧器の直流偏磁の発生に影響すると予測された正負のゲートパルスのパルス幅が偏差に応じて補正される。このため、次の周期で各変圧器に流れる励磁電流の正の成分と負の成分とがアンバランスになるのが抑制され、各変圧器に偏磁電流が流れるのが抑制される。
請求項(抜粋):
スイッチング素子群から構成された電力変換器に接続された変圧器の励磁電流を検出する励磁電流検出手段と、電力変換器の出力信号を規定するための指令を基に電力変換器の各スイッチング素子に対する正負のゲートパルスを指定のタイミングで順次発生するゲートパルス発生手段と、ゲートパルス発生手段から発生したゲートパルスのうち変圧器の直流偏磁の発生に影響すると予測された正のゲートパルスと負のゲートパルスに応答してそれぞれタイミング信号を発生するタイミング信号発生手段と、励磁電流検出手段の検出電流を各タイミング信号発生時から一定期間のみ積分する積分手段と、ゲートパルスの発生周期毎に積分手段の各積分値の偏差を算出する偏差算出手段と、ゲートパルス発生手段からゲートパルスを受け偏差算出手段の算出演算に寄与したゲートパルスの次の周期に発生したゲートパルスのうち変圧器の直流偏磁の発生に影響すると予測された正のゲートパルスと負のゲートパルスの各パルス幅を偏差算出手段の算出値に従って補正しそれ以外のゲートパルスはそのまま出力するゲートパルス補正手段と、ゲートパルス補正手段からのゲートパルスを各スイッチング素子に順次印加して各スイッチング素子の駆動を制御するスイッチング素子制御手段とを備えている電力変換器の制御装置。
IPC (3件):
H02M 7/537 ,  G05F 1/44 ,  H02J 1/00 301

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