特許
J-GLOBAL ID:200903033281761260

MgO部分安定化ZrO2焼結体及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-248005
公開番号(公開出願番号):特開平6-191937
出願日: 1993年10月04日
公開日(公表日): 1994年07月12日
要約:
【要約】【目的】 MgO部分安定化ZrO2 焼結体の耐熱衝撃性、室温及び熱間での強度等の特性をより一層高める。【構成】 安定化剤としてMgOを2〜3.5重量%、SrOを0.05〜3重量%配合し、更にAl2 O3 を0.05〜2重量%とSiO2 を0.05〜1重量%を配合する。原料粉末を成形して、大気雰囲気中1500〜1800°Cで焼成する。【効果】 ZrO2 に安定化剤としてMgOと、SrO、Al2 O3 、SiO2とを添加することにより単斜晶相領域が3次元のネットワークを形成している特定の微細組織を形成し、耐熱衝撃性、室温及び熱間での強度等の各種特性が著しく改善されたMgO安定化ZrO2 焼結体が提供される。
請求項(抜粋):
化学組成としてMgOを2〜3.5重量%、SrOを0.05〜3重量%、Al2 O3 を0.05〜2重量%、SiO2 を0.05〜1重量%含有し、残部が実質的にZrO2 よりなるMgO部分安定化ZrO2 焼結体であって、焼結体の微細組織は、内部に単斜晶の結晶構造を有する析出物を含む立方晶ZrO2 結晶粒領域と、該結晶粒の粒界に存在して該結晶粒を取り囲むように3次元のネットワークを形成している単斜晶相領域とからなることを特徴とするMgO部分安定化ZrO2 焼結体。

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