特許
J-GLOBAL ID:200903033318577898

乳化油分含有排水の油水分離方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉嶺 桂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-324881
公開番号(公開出願番号):特開平10-151302
出願日: 1996年11月21日
公開日(公表日): 1998年06月09日
要約:
【要約】【課題】 充填塔及び油水分離槽への流量増加をさせずに、陽極室の膜面流速を上げることができる乳化油分含有排水の油水分離方法及び装置を提供する。【解決手段】 界面活性剤と乳化した油分とを含有する排水の油水分離方法において、多孔性隔膜18によって仕切られた陽極室15と陰極室17にそれぞれ陽極と陰極を設け、該陽極と陰極の間に直流電圧が印可されている隔膜電解工程13の陽極室に、前記排水を送液して電解処理し、該陽極処理液の一部を隔膜を通過させて陰極室から排出し、残部の陽極処理液を陽極室から排出して、気液分離器33の中間部に導入し、気液分離器の上部より該液の一部を抜き出し、付着材が充填された充填層25に導入した後に、油水分離工程2に導くと共に、気液分離器の底部より残部を抜き出して、電解工程への送液中に循環するものであり、前記隔膜電解工程は、一定処理時間毎に陰極室と陽極室をそれぞれ切り替えるのがよい。
請求項(抜粋):
界面活性剤と、該界面活性剤の作用によって乳化した油分とを含有する排水の油水分離方法において、多孔性隔膜によって仕切られた陽極室と陰極室にそれぞれ陽極と陰極を設け、該陽極と陰極の間に直流電圧が印可されている隔膜電解工程の陽極室に、前記排水を送液して電解処理し、該陽極処理液の一部を隔膜を通過させて陰極室から排出し、残部の陽極処理液を陽極室から排出して気液分離器の中間部に導入し、気液分離器の上部より該液の一部を抜き出し、付着材が充填された充填層に導入して付着材と接触させた後に、油水分離工程に導き油水分離すると共に、気液分離器の底部より残部を抜き出して、電解工程への送液中に循環することを特徴とする乳化油分含有排水の油水分離方法。

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