特許
J-GLOBAL ID:200903033327951883

高レベル放射性廃液からの超ウラン元素回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-287048
公開番号(公開出願番号):特開平7-140293
出願日: 1993年11月16日
公開日(公表日): 1995年06月02日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 Li還元工程を必要とせず陽極にカドミウムを用いることなく、脱硝プロセスや多段の抽出工程を必要とせず、さらに多量の固体液体廃棄物を発生することなしに超ウラン元素を効率的に回収する方法を提供する。【構成】 高レベル放射性廃液中のアルカリ土類金属元素、超ウラン元素および希土類元素を回収するのに要する濃度の2倍以上の濃度のシュウ酸を固体の状態で高レベル放射性廃液に添加し、略60°Cから略100°C近傍の温度範囲にある温度で熟成し、超ウラン元素、希土類元素アルカリ土類金属元素をシュウ酸塩として沈殿させてアルカリ金属および白金属元素から分離し、沈澱したシュウ酸塩を塩素を含む雰囲気の下で塩化物に転換し、塩化物を溶融塩の中に溶解して、塩素発生電位までは安定に存在する材料で形成された不溶性の陽極と、不溶性の陰極とを用いて電解精製を行い、超ウラン元素を前記陰極に析出させて分離回収する。
請求項(抜粋):
アルカリ金属、アルカリ土類金属、超ウラン元素、希土類元素および白金属元素が硝酸とともに溶解している核燃料再処理施設の高レベル放射性廃液から超ウラン元素を回収する方法であって、前記高レベル放射性廃液中のアルカリ土類金属元素、超ウラン元素および希土類元素を回収するのに要する濃度の2倍以上の濃度のシュウ酸を固体の状態で前記高レベル放射性廃液に添加し、シュウ酸を添加した高レベル放射性廃液を略60°Cから略100°C近傍の温度範囲にある温度で熟成し、超ウラン元素、希土類元素およびアルカリ金属土類元素をシュウ酸塩として沈殿させてアルカリ金属元素および白金属元素から分離し、沈澱した前記シュウ酸塩を塩素を含む雰囲気の下で塩化物に転換し、前記塩化物を溶融塩の中に溶解して、塩素発生電位までは安定に存在する材料で形成された不溶性の陽極と、不溶性の陰極とを用いて電解精製を行い、超ウラン元素を前記陰極に析出させて分離回収することを特徴とする超ウラン元素回収方法。
IPC (2件):
G21C 19/46 ,  G21C 19/44

前のページに戻る