特許
J-GLOBAL ID:200903033432535542

フッ化ベンジル及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-273801
公開番号(公開出願番号):特開平6-228042
出願日: 1993年11月01日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 一般式1のフッ化ベンジルの製造方法において、対応する塩素化ベンジル 1mol を約100 °〜約280 °Cにおいて相間移動触媒の不存在下または存在下に、かつ双極性中性溶剤または非極性溶剤の不存在下または存在下で、交換される塩素原子 1グラム原子につき約 0.8〜約 2.5mol のフッ化カリウム、フッ化ルビジウム、フッ化セシウムまたはテトラアルキル(C1-C18)- アンモニウムフルオリドまたはそれらの混合物と反応させる方法、及びそれから製造される新規のフッ化ベンジル。一般式1の化合物の具体例には4,4′-ジフルオロベンジルがある。【効果】 入手しやすい原料を用い、高収率安価にフッ化ベンジルを製造でき、しかも新規の化合物も製造できる。
請求項(抜粋):
式(1)【化1】[式中、置換基X1-X6 のうちの少なくとも 1 つはフッ素原子であることを条件に、X1、X2、X3、X4、X5、X6、R1、R2、R3及びR4は水素、フッ素、塩素または臭素原子、アルキル(C1-C10)基、あるいはフッ素、塩素または臭素原子によって、もしくはアルキル(C1-C4) 基、アルコキシ(C1-C4) 基、ニトロ、シアノ、-CHO、-COCl 、-COF、-CF3、-SO2- アルキル(C1-C4) 、-SO2F 、-SO2Cl、-COO- アルキル(C1-C4) 、-CON (アルキル(C1-C4))2 、-CO-フェニルまたは-SO2- フェニル基によって置換されていてもよいフェニルまたはナフチル基、あるいはニトロ、シアノ、-CHO、-COCl 、-COF、-CF3、-SO2- アルキル(C1-C4) 、-SO2F 、-SO2Cl、-CO-N ( アルキル(C1-C4))2 、-COO- アルキル(C1-C4) 、-CO-フェニルまたは-SO2- フェニル基から成る群から選ばれる電子密度を低減させる基である]で表されるベンジルを製造する方法において、式(1) 中、置換基 X1-X6のうちの少なくとも 1つが塩素原子であることを条件に、X1-X6 及びR1、R2、R3及びR4が上記の意味を有する上記式(1) で表されるベンジル1molを、約 100°〜約 280°Cの温度において、相間移動触媒の不存在下または存在下に、かつ双極性中性溶剤または非極性溶剤の不存在下または存在下で、交換される塩素原子 1グラム原子につき約 0.8〜約 2.5mol のフッ化カリウム、フッ化ルビジウム、フッ化セシウムまたはテトラアルキル(C1-C18)- アンモニウムフルオリドまたはそれらの混合物と反応させる、上記方法。
IPC (8件):
C07C 49/813 ,  C07C205/45 ,  C07C235/84 ,  C07C255/57 ,  C07C309/86 ,  C07C309/87 ,  C07C317/24 ,  C07B 61/00 300

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