特許
J-GLOBAL ID:200903033444266202

DI缶用アルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-196525
公開番号(公開出願番号):特開平6-017205
出願日: 1992年06月30日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 深絞り耳率が低く、DI成形性と塗装焼付処理後の成形性とに優れ、かつ強度も充分なDI缶用Al合金板を提供する。【構成】 Mg0.5〜2.0%、Mn0.5〜1.8%、Fe0.1〜0.7%、微量のTi/B、その他必要に応じて若干のSi,Cu,CrもしくはZnを含有するAl合金を鋳造後、熱延終了温度230〜290°C、上り板厚1.5〜2.5mmで熱延し、次いで中間焼鈍として、到達温度290〜400°Cの第1段加熱を230°C〜到達温度までの昇温速度10°C/hr〜1°C/sec で行ない、到達温度400°C超600°C以下の第2段加熱を、その範囲内の温度に曝される時間10分以内、冷却速度1°C/sec 以上で行ない、冷間圧延を70%以上で行なう。
請求項(抜粋):
Mg0.5〜2.0%(重量%、以下同じ)、Mn0.5〜1.8%、Fe0.1〜0.7%を含有し、かつTi0.005〜0.20%を単独でもしくはB0.0001〜0.05%と組合せて含有し、さらに必要に応じてSi0.05〜0.5%、Cu0.05〜0.5%、Cr0.05〜0.3%、Zn0.1〜0.5%のうちの1種以上を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなるアルミニウム合金を鋳造した後、その鋳塊に対して熱間圧延を終了温度が230〜290°C、上り板厚が1.5〜2.5mmとなるように行ない、その熱間圧延に引続いてもしくは一旦冷却後、中間焼鈍として、330〜400°Cの範囲内の第1段加熱到達温度まで加熱する第1段加熱と、その第1段加熱に引続いてもしくは一旦冷却後400°Cを越え600°C以下の範囲内の第2段加熱到達温度まで加熱する第2段加熱とを行ない、かつ前記第1段加熱では、少なくとも290°C以上前記第1段加熱到達温度までの昇温速度が10°C/hr以上1°C/sec 以下となるように加熱し、また前記第2段加熱では、400°Cを越え600°C以下の範囲内の温度に曝される時間が10分以内となるように加熱し、かつ第2段加熱後における150°C以下の温度までの冷却を1°C/sec 以上の冷却速度で行ない、その後圧延率70%以上の冷間圧延を施すことを特徴とする、DI缶用アルミニウム合金板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/04 ,  C22C 21/06

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