特許
J-GLOBAL ID:200903033450903320

高内圧時の破壊耐性に優れたアルミニウム製蓋

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 郁男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-144913
公開番号(公開出願番号):特開平7-002248
出願日: 1993年06月16日
公開日(公表日): 1995年01月06日
要約:
【要約】【目的】 厚みが薄い場合にも十分なバックリング耐圧を保持すると共に、高温雰囲気等により内圧が異状に上昇してバックリングを生じた場合にも、亀裂の発生を有効に防止し、高内圧時の破壊耐性を付与することを可能としたアルミニウム製蓋を提供する。【構成】 有機樹脂被覆アルミニウム板を中央パネルとその周縁の強化環状溝とから成る蓋形状に成形して成るアルミニウム製蓋で、特定の合金組成を有するアルミニウム合金を基体とし且つ被覆後の曲げ伸ばし引張り強度が5N/mm2 以上である被覆アルミニウム板であり、強化環状溝のラジアス部の中央パネルからの深さ(H)が1.5乃至4.5mm及びラジアス部の曲率半径(R)が0.20乃至1.00mmの範囲にある。
請求項(抜粋):
有機樹脂被覆アルミニウム板を中央パネルとその周縁の強化環状溝とから成る蓋形状に成形して成るアルミニウム製蓋において、有機樹脂被膜アルミニウム板が、Mg 2.0〜6.0重量%、Mn 0.05〜1.0重量%、Cr 0.02〜0.40重量%、Cu 0.02〜0.20重量%、Si 0.5重量%以下、Fe 0.5重量%以下、Zn 0.5重量%以下及び残部がAlと不可避不純物とから成るアルミニウム合金を基体とし且つ被覆後の曲げ伸ばし引張り強度が5N/mm2 以上である被覆アルミニウム板であり、強化環状溝のラジアス部の中央パネルからの深さ(H)が1.5乃至4.5mm及びラジアス部の曲率半径(R)が0.20乃至1.00mmの範囲にあることを特徴とする高内圧時の破壊耐性に優れたアルミニウム製蓋。

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