特許
J-GLOBAL ID:200903033464413830

室内用の大型加圧透水試験装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山名 正彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-098729
公開番号(公開出願番号):特開平7-306198
出願日: 1994年05月12日
公開日(公表日): 1995年11月21日
要約:
【要約】【目的】 砂礫地盤の透水性能を実地盤に近い三軸応力状態で把握、確認するために室内で使用される大型加圧透水試験装置を提供する。【構成】 供試体1の下端を載せるペデスタル2及び同供試体の上端に載せる試料キャップ3が圧力容器4内の略中心部の上下に配置され、前記試料キャップ3は前記供試体1に垂直荷重を加える加圧軸5に取り付けられ、前記ペデスタル2及び試料キャップ3と供試体1との間に透水性のフィルター6が介在せしめられ、前記ペデスタル2には脱気水を供給する給水管7が接続され、試料キャップ3には透過水を排除する排水管8が接続されている。【効果】 供試体の透水流量の変動に対して圧力の変動を発生しないで透水圧に脈動を発生せず、実地盤に即した三軸応力状態の加圧透水試験を精度良く安定して行なえる。
請求項(抜粋):
三軸応力の状態を保った供試体に加圧水を供給して透水係数を求める加圧透水試験装置において、(イ) 供試体の下端を載せるペデスタル及び同供試体の上端に載せる試料キャップが圧力容器内の略中心部の上下に配置され、前記試料キャップは前記供試体に垂直荷重を加える加圧軸に取り付けられ、前記ペデスタル及び試料キャップと供試体との間に透水性のフィルターが介在せしめられ、前記ペデスタルには脱気水を供給する給水管が接続され、前記試料キャップには透過水を排除する排水管が接続されていること、(ロ) 前記圧力容器内には、前記ペデスタルと試料キャップとに挟持された供試体の外周を囲む内セルが、その下端を圧力容器の下板へ水密的に固定され、上端開口は圧力容器内に満たされたセル液の液面よりは高い位置において前記セル液の液面上の加圧空間に開放されており、当該内セルの内部に少なくとも前記供試体を水没させるレベルまでセル液が満たされ、前記セル液の液面変位を計測する水位センサーが設置されており、前記加圧空間には空気圧力を調整できる横圧用のバイアスレギュレータにより空気圧力が供給されること、(ハ) 前記ペデスタルの給水管は、越流管によって水面の高さを一定に保ち、且つ前記水面に加圧透水の空気圧を作用させられる密閉容器構造の越流水槽と接続され、前記越流水槽の水面上の空間には透水圧用の空気圧力を調整できるバイアスレギュレータにより空気圧力が供給され、また、越流水槽には大容量の大型水槽から循環ポンプにより供試体の透水流量を大きく上回る流量の水が供給されること、(ニ) 前記試料キャップの排水管は前記大型水槽と接続されており、該排水管の途中位置に、供試体の透水量を計測する量水計が設置されていること、をそれぞれ特徴とする、室内用の大型加圧透水試験装置。
IPC (2件):
G01N 33/24 ,  E02D 1/00

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