特許
J-GLOBAL ID:200903033490148796

電磁式有限回転型電動機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-335664
公開番号(公開出願番号):特開平7-031119
出願日: 1992年11月20日
公開日(公表日): 1995年01月31日
要約:
【要約】【目的】 高精度で回転を制御するために必要な回転軸の回転に関する情報を高精度で検出できる検出器を備えた電磁式有限回転型電動機を提案すること。【構成】 電磁式有限回転型電動機1の回転軸2の前端部分および後端部分には、それぞれこの回転軸2の回転位置および速度速度を検出するための位置検出器100および回転速度検出器10が組み込まれている。検出器10は、回転軸2の外周に2極着磁されたリング状永久磁石11を取り付けた構成の回転子と、この外周を包む第1および第2のヨーク片14、15およびその中に装着されたリング状界磁巻線アセンブリ16から構成される固定子から構成されている。界磁巻線アセンブリ16に鎖交する磁束の変化率に基づき、有限角回転する回転軸2の回転速度を検出できる。また、位置検出器100は、光学式ポテンショメータであり、その回転スリット板101は一対の扇形部分を有し、各扇形部分にはピッチの異なる螺旋状スリットが形成されている。
請求項(抜粋):
永久磁石から形成されている極数が2n(n:整数)の回転子と、この回転子の外周においてn対の磁極を形成するための強磁性部材および界磁巻線から構成される固定子と、この固定子をその中心軸線の回りに少なくとも有限角の範囲で回転自在に支持するベアリング手段と、無励磁状態において前記回転子を予め設定された原点位置に復帰させるための磁気トルクを当該回転子に作用させる原点復帰手段と、前記回転子の回転を制御するために使用する当該回転子の回転に関する情報を検出するための検出手段とを有する電磁式有限回転型電動機であって、前記原点復帰手段は、前記磁極における前記回転子に対峙している磁極面に形成された、当該磁極面の中心部分を回転子から後退させる軸線方向に延びる溝を有し、この溝の幅は、隣り合う前記磁極間の隙間よりも大きくなるように設定され、無励磁状態において、前記回転子には、この回転子の磁極を前記固定子の磁極に対して電気角で90度の位置に保持する磁気トルクが作用するようになっており、前記検出手段は、前記回転子に永久磁石を取り付けることにより構成された極数が2nの検出用回転子と、この検出用回転子の外周において円周方向に向けて交互に異なる極性のn対の磁極を形成するための強磁性部材および円周方向に巻回された界磁巻線から構成された検出用固定子とを備え、前記回転子の有限回転運動に伴って前記界磁巻線に発生する動起電力に基づき前記回転子の回転速度を検出するようになっている回転速度検出器を有していることを特徴とする電磁式有限回転型電動機。
IPC (2件):
H02K 37/14 ,  H02K 33/16
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開平3-145957
  • 特開昭60-164213
  • 特開昭60-259909
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