特許
J-GLOBAL ID:200903033515102699

二重巻線交流電動機の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 小栗 昌平 ,  本多 弘徳 ,  市川 利光 ,  高松 猛 ,  濱田 百合子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-332036
公開番号(公開出願番号):特開2005-102394
出願日: 2003年09月24日
公開日(公表日): 2005年04月14日
要約:
【課題】 二重巻線交流電動機を駆動する両インバータ間のデータのやり取りを伝送により高速に安定に行う制御方法を提供する。【解決手段】 第1のインバータパワー部1が、二重巻線を有する交流電動機の第一巻線に接続され、第2のインバータパワー部6が二重巻線を有する交流電動機の第二巻線に接続された該二重巻線交流電動機8を駆動する二重巻線交流電動機の制御方法において、各インバータにドライブ信号を供給する第1、第2のコントロール基板2、3に第1、第2の伝送チップ4、5を搭載して、これらの伝送チップを1個の伝送路7で接続し、第1のコントロール基板側でd軸電流指令、q軸電流指令、d軸電圧指令、q軸電圧指令、周波数指令および位相角等の各種データを伝送チップ上に設定してリンク伝送より高速に第2の基板側へ伝送するものである。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
第1、第2のインバータパワー部とその各々のパワー部にゲートドライブ信号を供給する第1、第2のコントロール基板から成り、前記第1のインバータパワー部の出力が、互いに絶縁され同相の起磁力を発生する二重巻線を有する交流電動機の第一巻線に接続され、前記第2のインバータパワー部の出力が前記二重巻線を有する交流電動機の第二巻線に接続された該二重巻線交流電動機を駆動制御する二重巻線交流電動機の制御方法において、 前記第1、第2のコントロール基板に各々デジタルデータの高速伝送を行うための第1、第2の伝送チップを搭載して、これらの伝送チップを1個の伝送路で接続し、前記第1、第2のインバータ間のデータのやり取りを前記伝送路を介して実施し、前記インバータ間でやり取りするデータとして前記第1のコントロール基板側でd軸電流指令、q軸電流指令、d軸電圧指令、q軸電圧指令、周波数指令および位相角等の各種データを演算して前記第1の伝送チップ上に設定する伝送データ演算ステップと、前記伝送データ演算ステップにより演算した各種データを前記第1のコントロール基板内のCPUよりPC間の通信手順を規定したリンク伝送手順による伝送を起動して前記第2のコントロール基板側へ伝送する高速データ伝送ステップと、前記高速データ伝送ステップによるデータ伝送が終了したら、前記第1、第2の各伝送チップよりそれぞれ第1、第2のコントロール基板のCPUに対して伝送割り込みスキャンを同時に起動して共有する前記データの同期を取るデータ同期ステップと、前記データ同期ステップによる割り込みスキャン起動後に各コントロール基板のCPUにより最初に始まる電流制御スキャンの制御演算より前記伝送データが反映され更新されるデータ更新ステップと、を有して前記第1、第2のインバータ間の電圧位相差をゼロに調整して同期運転を行うことを特徴とする二重巻線交流電動機の制御方法。
IPC (1件):
H02P7/63
FI (1件):
H02P7/63 302B
Fターム (10件):
5H576BB06 ,  5H576BB09 ,  5H576DD02 ,  5H576DD04 ,  5H576EE01 ,  5H576FF01 ,  5H576HA04 ,  5H576HB01 ,  5H576HB05 ,  5H576JJ03
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平8-8791号公報(第2〜3頁、図1)

前のページに戻る