特許
J-GLOBAL ID:200903033519261333

位相検波回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-259166
公開番号(公開出願番号):特開平5-103030
出願日: 1991年10月07日
公開日(公表日): 1993年04月23日
要約:
【要約】【目的】 準同期検波方式で逐次復調を行なう際に、初期位相誤差及び周波数誤差(オフセット)により生じる検波位相誤差の時間的変動を高速に推定予測して、正しい復調信号を得る。【構成】 受信した複素入力信号Sに複素重み付けを行ない、所望信号との差(誤差信号)の2乗平均値を最小とするRLS位相制御回路20,21を2段に従属接続して用いる。これにより、1段目のRLS位相制御回路20で補正しきれなかった定常位相誤差を2段目のRLS位相制御回路20,21で補正する。さらに、シンボル毎の逐次推定を行なう際にレベル変換器22を介して受信信号電力に応じて指数重み係数を変化させることにより、受信した複素入力信号SのS/Nが劣化した場合でも最小2乗推定値の推定誤りが発生するのを防ぐ。以上により、簡易に正しい復調信号Dを得る。
請求項(抜粋):
受信信号と該受信信号の中心周波数にほぼ等しい周波数で複素乗積検波を行ない、該複素乗積検波出力を低域フィルタにおいて雑音成分を除去した後、A/D変換器によりディジタル信号に変換し、それに含まれる周波数誤差に起因したビート成分を補正して復調信号を得る準同期検波の位相検波回路において、A/D変換器出力のサンプル値列の自己相関を行なう複素乗算器、その出力を指数重み付けにより積算する累積回路と、サンプル値列とトレーニング信号または最終的に得られる復調信号との相互相関を行なう第2の複素乗算器、その出力を指数重み付けにより積算する第2の累積回路と、この第2の累積回路出力信号と第1の累積回路出力信号の比によってサンプル値列を重み付けする第3の複素乗算回路と、からなる第1の位相制御回路と、前記第1の位相制御回路出力信号を新たな入力サンプル値列として、該第1の位相制御回路と同一の構成による第2の位相制御回路を従属に接続し、該第2の位相制御回路出力を最終的な復調信号とすることを特徴とする位相検波回路
IPC (2件):
H04L 27/38 ,  H04L 27/22

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