特許
J-GLOBAL ID:200903033554015639

ブラシレスモータの制御方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大原 拓也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-182089
公開番号(公開出願番号):特開平9-009676
出願日: 1995年06月26日
公開日(公表日): 1997年01月10日
要約:
【要約】【目的】 ブラシレスモータの電機子巻線に発生する誘起電圧の中性点(位置検出点)を確実に得、回転制御の信頼性、安全性を図る。【構成】 ブラシレスモータ2の電機子巻線に発生する誘起電圧の波形データ(電圧値および時間値)を予めROM10aに記憶手段に記憶している。基準電圧発生回路10aでは誘起電圧と交差可能な大きい基準電圧あるいは小さい基準電圧を発生し、比較回路10bは誘起電圧と基準電圧との交点の位置信号を制御部11に出力する。第1の制御部11bは入力位置信号によりその交点の時刻を検出する一方、回転数に応じた波形データをROM11aから読み出してその交点から中性点までの時間を推定し、その検出交点時刻および推定時間により回転子の位置検出時刻を得る。第2の制御部11cは今回位置検出時刻と前回の位置検出時刻とにより位置検出間隔の時間を算出し、この算出時間および今回の位置検出時刻をもとにして通電切り替え時刻を算出して設定し、この設定時刻でブラシレスモータの通電を切り替えるための信号を出力する。
請求項(抜粋):
直流電源をインバータ手段を介してブラシレスモータの電機子巻線に供給し、前記ブラシレスモータを回転制御する際、前記ブラシレスモータの回転子の位置を検出し、該位置検出をもとにして前記ブラシレスモータの通電を切り替えるブラシレスモータの制御方法であって、前記電機子巻線に発生する誘起電圧の波形データを予め記憶しており、前記誘起電圧と交差可能な基準電圧を発生するとともに、前記電機子巻線の端子電圧と前記発生基準電圧とを比較し、前記誘起電圧と基準電圧との交差点を検出する一方、前記ブラシレスモータの回転数に応じて読み出した波形データをもとにして前記交差点から前記回転子の位置検出点までの時間を推定し、該推定時間を前記交差点に加味した点を前記回転子の位置検出としたことを特徴とするブラシレスモータの制御方法。

前のページに戻る