特許
J-GLOBAL ID:200903033564225631

線維芽細胞の増殖の弱毒化

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山本 秀策 ,  安村 高明 ,  森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-541527
公開番号(公開出願番号):特表2004-504262
出願日: 2000年11月28日
公開日(公表日): 2004年02月12日
要約:
高度に精製された、特定のグリコサミノグリカン分解酵素(コンドロイチナーゼBおよびコンドロイチナーゼAC)は、線維増殖性疾患を処置するために使用される。コンドロイチン硫酸B、およびより重要でない範囲で、コンドロイチン硫酸AもしくはCの細胞表面からの酵素学的な除去により、細胞上の増殖因子レセプターを効果的に減少させ、これにより、このような増殖因子に対して細胞増殖応答を減少させる。さらに、コンドロイチン硫酸を除去することにより、主な細胞外基質成分のひとつであるコラーゲンの分泌を減少させる。線維芽細胞の増殖阻害とコラーゲン合成阻害との組合せを介して、コンドロイチナーゼBまたはコンドロイチナーゼACでの処理により、乾癬、強皮症、ケロイドおよび外科的癒着において見出された線維芽組織のサイズを減少させる。
請求項(抜粋):
処置を必要とする個体の線維性組織サイズを減少させるための処方物であって、該処方物は、正常な創傷治癒を阻害することなく、増殖因子対する線維性細胞増殖応答を減少させ、そして線維芽細胞によるコラーゲンの分泌を該線維性組織のサイズを減少させるのに有効な量に減少させるために、有効量のデルマタン硫酸分解酵素またはコンドロイチン硫酸分解酵素を含み、ここで該酵素は、細菌性のデルマタン硫酸分解酵素またはコンドロイチン硫酸分解酵素からなる群から選択され、そしてFlavobacterium heparinum由来のコンドロイチナーゼAC、Flavobacterium heparinum由来のコンドロイチナーゼB、Bacteroides種由来のコンドロイチン硫酸分解酵素、Proteus vulgaris由来のコンドロイチン硫酸分解酵素、Microcossus由来のコンドロイチン硫酸分解酵素、Vibrio種由来のコンドロイチン硫酸分解酵素、Arthrobacter aurescens由来のコンドロイチン硫酸分解酵素、哺乳動物細胞由来の、アリールスルファターゼB、N-アセチルガラクトサミン-6-スルファターゼ、およびイズロネートスルファターゼからなる群から選択され、これらの酵素は、細菌における組換えヌクレオチド配列およびそれらの組み合わせから発現される、処方物。
IPC (6件):
A61K38/46 ,  A61P17/00 ,  A61P17/02 ,  A61P17/06 ,  A61P19/04 ,  A61P43/00
FI (8件):
A61K37/54 ,  A61P17/00 ,  A61P17/02 ,  A61P17/06 ,  A61P19/04 ,  A61P43/00 105 ,  A61P43/00 111 ,  A61P43/00 121
Fターム (13件):
4C084AA02 ,  4C084BA44 ,  4C084CA04 ,  4C084CA17 ,  4C084DC22 ,  4C084MA02 ,  4C084NA05 ,  4C084NA14 ,  4C084ZA591 ,  4C084ZA891 ,  4C084ZC192 ,  4C084ZC411 ,  4C084ZC752
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 創傷治癒過程の減衰
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平8-504443   出願人:アイベックステクノロジーズアールアンドディー,インコーポレイテッド
引用文献:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る