特許
J-GLOBAL ID:200903033612365416
糸状菌、特にアスペルギルス属に属する糸状菌のアグロバクテリウム媒介性形質転換
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山崎 行造 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-542355
公開番号(公開出願番号):特表2001-518786
出願日: 1998年03月24日
公開日(公表日): 2001年10月16日
要約:
【要約】本発明は、Ascomycotina、Basidiomycotina、Deuteromycotina、Mastigomycotina、及びZygomycotina菌類亜門の種を含む糸状菌のアグロバクテリウム媒介性形質転換に関する。実施例は、Aspergillus awamori(プロトプラスト及び分生子の両方)、Aspergillus nidulans、Aspergillus niger、Collectovtrichum gloeosporioides、Fusarium solani pisi、Neurospora crassa、Trichoderma reesei、Pleurotus ostreatus及びAgaricus bisporus(すべて分生子)、及びFusariumgraminearum(分生子及び再水和された凍結乾燥ATCC材料の両方)の形質転換を明らかにする。特にAspergillus awamoriについては、形質転換頻度は、従来の糸状菌形質転換技術を用いる場合よりもはるかに高い。更に、これらの糸状菌に1つの発現可能な遺伝子が導入され得るだけでなく、A.awamoriについて例示されたとおり、このような遺伝子の複数のコピーでさえも、そのうえそれを例えば染色体pyrG遺伝子座にターゲティングすることもできることが見出された。これらの複数のコピーは、所望の相同又は非相同タンパクをコードする遺伝子のものであることができる。
請求項(抜粋):
形質転換された糸状菌の生成方法であって、 (1)糸状菌に導入されるべき少なくとも1つの発現可能な遺伝子DNAフラ グメントを、まずAgrobacterium tumefaciensのベクター中に、そのベ クター中に存在するT-DNAボーダー間にクローニングし; (2)T-DNAボーダー間に上記DNAを含むベクターを、DNA中にvi r領域を含むAgrobacterium tumefaciens株に導入し; (3)vir誘導化合物の添加によって上記Agrobacterium tumefaciensから 上記DNAフラグメントを含むT-DNAを放出させ、形質転換される べき糸状菌とともにこのAgrobacterium tumefaciens株をインキュベー トし;そして (4)形質転換された糸状菌を、導入されたDNA又はその発現生成物の特徴 に依存して非形質転換糸状菌から選択し、そして場合によっては形質転 換された糸状菌を培養すること を特徴とする方法。
IPC (6件):
C12N 15/09 ZNA
, C12N 1/15
, C12R 1:665
, C12R 1:685
, C12R 1:77
, C12R 1:885
FI (6件):
C12N 1/15
, C12R 1:665
, C12R 1:685
, C12R 1:77
, C12R 1:885
, C12N 15/00 ZNA A
引用文献:
審査官引用 (5件)
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Experimental Mycology, 1989, Vol.13, p.289-293
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Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 1996, Vol.93, p.1613-1618
-
The EMBO Journal, 1995, Vol.14, No.13, p.3206-3214
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