特許
J-GLOBAL ID:200903033656992485

吸収式ヒートポンプ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安富 耕二 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-327310
公開番号(公開出願番号):特開平10-170100
出願日: 1996年12月06日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】 吸収式ヒートポンプ装置において、蒸発器の伝熱フィンと熱媒体との熱交換効率の低下を防止することを目的とする。【解決手段】 吸収液から冷媒を気化分離する精溜器と、気化冷媒を凝縮して液化する凝縮器と、凝縮器から供給される液化冷媒と熱媒体との熱交換により液化冷媒を気化させる蒸発器と、気化した冷媒と前記精溜器から供給される吸収液とを反応させることにより、前記吸収液中に冷媒を吸収させる吸収器とを備え、前記蒸発器が、鉛直方向に沿って配設された伝熱管18と、この伝熱管の外面に、その長さ方向に間隔をおいて多数設けられた伝熱フィン21とを備え、これらの伝熱フィンが熱媒体の流れの下流側が下方となるように傾斜して設けられているとともに、下方側の端部に、その端縁から上方側へ向かうスリット56が、端縁方向に間隔をおいて複数形成されている。
請求項(抜粋):
熱交換用の冷媒を吸収した吸収液を加熱して、この吸収液から前記冷媒を気化させて分離する加熱部を備えた精溜器と、前記分離された気化冷媒を凝縮して液化する凝縮器と、この凝縮器から排出される液化冷媒が内部に供給されるとともに、外面に接触させられる熱媒体との熱交換により前記冷媒を気化させる蒸発器と、この蒸発器から排出される気化冷媒と前記精溜器から供給される吸収液とを反応させることにより、前記吸収液中に冷媒を吸収させるとともにこの冷媒を吸収した吸収液を前記精溜器へ循環させる吸収器とからなり、前記蒸発器が、鉛直方向に沿って配設された伝熱管と、この伝熱管の外面に、その長さ方向に間隔をおいて多数設けられた伝熱フィンとを備え、これらの伝熱フィンが前記熱媒体の流れの下流側が下方となるように傾斜して設けられているとともに、下方側の端部に、その端縁から上方側へ向かうスリットが、端縁方向に間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする吸収式ヒートポンプ装置。

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