特許
J-GLOBAL ID:200903033657818381

ピン型荷重変換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 修治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-027714
公開番号(公開出願番号):特開平8-201192
出願日: 1995年01月25日
公開日(公表日): 1996年08月09日
要約:
【要約】【目的】 荷重検出精度を犠牲にすることなく、予測を超えた過大な荷重が負荷されても破壊されることなく且つ荷重検出機能も確実に保持でき、しかも機械加工が容易な荷重変換器を提供する。【構成】 連結ピン11の第1の嵌合部11b,11cは、第1の連結部材12の第1の嵌合孔12aに嵌合され、第2の嵌合部11aは、第2の連結部材13の第2の嵌合孔13aに嵌合されている。起歪部11f,11gがそれぞれ形成された小径部11d,11eとこの小径部11d,11eより大径で両嵌合部11a,11bより小径の中径部11sは、第1の嵌合孔12a内の一部に臨んだ位置に配設されている。第1、第2の連結部材12,13間に、予測を超えた過大な引張力が負荷されると、小径部11d,11eよりもはるかに大きな強度を有する中径部11sが、第1の嵌合孔12aの内周面に係合し、小径部11d,11eが故障ないし破壊するのを防止する。
請求項(抜粋):
1本の連結ピンにより連結された荷重伝達系をなす第1の連結部材と第2の連結部材の間に付与される逆方向の相対荷重に起因して前記連結ピンに生じる剪断力を検出することによって前記相対荷重の大きさを検出するピン型荷重変換器において、前記連結ピンには、前記第1の連結部材に嵌合する1つまたは複数の第1の嵌合部と前記第2の連結部材に嵌合する1つまたは複数の第2の嵌合部とが前記連結ピンの軸心方向において交互に位置するような状態で形成され、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部との間に、前記第1および第2の嵌合部の直径よりも小直径に設定された小径部が設けられると共に前記小径部よりも大直径であって前記両嵌合部よりも小直径に設定された中径部が隣接して設けられ、前記小径部には薄肉に形成された起歪部が設けられ、前記起歪部にはひずみゲージが前記荷重伝達系に作用する荷重に伴って前記連結ピンに作用する剪断力を検出し得るように添着され、上記連結ピンの中径部は、前記連結ピンに予定された範囲の剪断力が付与されたときには前記第1または第2の連結部材に穿設された第1または第2の嵌合孔とは接触せず、予定された範囲を超える過大な剪断力が付与されたときには前記第1または第2の嵌合孔と係合してストッパ機能を果たし、前記連結ピンの破壊を防止し得るように構成したことを特徴とするピン型荷重変換器。
IPC (2件):
G01L 1/22 ,  G01L 1/26

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