特許
J-GLOBAL ID:200903033750212477

燐酸形燃料電池触媒のカーボン担体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-344969
公開番号(公開出願番号):特開平6-196174
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1994年07月15日
要約:
【要約】【目的】触媒のカーボン担体に白金粒子を高分散状態に担持させ、燃料電池の初期特性と寿命特性を向上させる。【構成】オイルファーネスブラックを用いて、80°C以上の飽和水蒸気を含んだ窒素ガス雰囲気中で、900〜1000°Cに加熱する水蒸気賦活処理を行ない、その比表面積を500〜700m2 /gとしたカーボンブラックを作製し、さらにこれを不活性ガス中で2700°Cの高温熱処理を行なって、比表面積が400〜500m2 /gの黒鉛化したカーボンブラックを作製する。この一連の処理で得られたカーボン担体は、燐酸電解質に対して濡れ難くしかも比表面積が大きいので、白金粒子を分散度高く担持することができ、この担体を用いた触媒を備えた燃料電池は、高い初期特性を保つとともに寿命特性が向上する。
請求項(抜粋):
カーボンに白金を担持してなる燐酸形燃料電池触媒のカーボン担体を製造するに当たり、カーボンとしてオイルファーネスブラックを用いてこれに水蒸気賦活処理を施した後、さらに黒鉛化処理を施すことを特徴とする燐酸形燃料電池触媒のカーボン担体の製造方法。
IPC (2件):
H01M 4/96 ,  H01M 4/86

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