特許
J-GLOBAL ID:200903033764042426

液体噴出ポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今岡 良夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-358634
公開番号(公開出願番号):特開平10-194318
出願日: 1996年12月27日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】押し下げヘッド式のポンプであって、不使用時の可動噴出部Bの押し下げ係止状態で容器を倒しても容器体2内から外気導入孔aを介してシリンダ5内への液の漏出がなく、また、ステム7と固定吸引部A上端開口縁部との隙間からの液の浸入があったとしても容器体内への液の浸入の虞がない優れた液体噴出ポンプを提案する。【解決手段】シリンダ上部に容器体内に連通する外気導入孔aを、該導入孔上方のシリンダ内面に一端を開口して外部に連通する通気路bをそれぞれ設け、また、シリンダ内面に嵌合させることにより外周面上下方向中央部に環状空隙dを周形成する環状閉塞部17を有する閉塞部材Cを設け、該閉塞部材により可動噴出部の押し下げ係止状態には外気導入路のみ自動的に閉塞され、使用時には閉塞部材が自動的に移動係止されて外気導入路と通気路とが環状空隙を介して連通する如く構成した。
請求項(抜粋):
容器体2の口頚部3外周に嵌合させた装着筒4により容器体内に下端を垂下させた状態でシリンダ5を固定させてなる固定吸引部Aと、該固定吸引部内面に摺動可能に嵌合させた環状ピストン6を外面下部に連係させて上方付勢状態で上下動可能に設けたステム7の上端に押し下げヘッド8を嵌着固定した可動噴出部Bとを備え、該可動噴出部の上下動により容器体内の液を吸い上げてヘッドの噴出口より噴出する如く構成するとともに、可動噴出部を押し下げた状態で固定吸引部に係止可能に構成してなる液体噴出ポンプに於いて、上記固定吸引部Aが、シリンダ5上端外周に嵌合させた嵌合筒13を下面より垂設したリング状頂板14内周縁部よりシリンダ上端部と離間させて螺筒15を垂設してなるリングキャップ9を備えた固定吸引部Aであり、上記シリンダ上部に容器体内と連通させる外気導入孔aを穿設するとともに、該導入孔上方のシリンダ内面に一端を開口した通気路bの他端開口を外部と連通させ、上記シリンダ内面に嵌合させることにより外周面上下方向中央部に環状空隙dを周形成する環状閉塞部21外周面をシリンダ内面上部に摺動可能に嵌合させるとともに、該環状閉塞部21内周縁部にリング状基部18を延設した閉塞部材Cを上下動可能に設け、上記可動噴出部Bが最下降の係止状態に移行する際に可動噴出部上部に設けた下向き段部19により閉塞部材Cが押し下げられて上記外気導入孔aのみの閉塞状態に移行するとともに、可動噴出部が最上昇状態に移行する際に可動噴出部下部に設けた上向き段部20により閉塞部材が押し上げられて上記環状空隙dを介する外気導入孔a及び通気路bの連通状態に移行し、且つ、該状態でリング状基部18上面部と上記螺筒15下端部とを凹凸係合手段を介して離脱可能に係合させる如く構成してなることを特徴とする液体噴出ポンプ。

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