特許

J-GLOBAL ID：200903033806364330

母材および多層溶接熱影響部の靱性に優れる高張力厚鋼板の製造方法

発明者： 川端 文丸 ,  増井 進
出願人/特許権者： 川崎製鉄株式会社
代理人 (1件)： 小林 英一
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-263201
公開番号（公開出願番号）：特開平9-111337
出願日： 1995年10月11日
公開日（公表日）： 1997年04月28日
要約：

【要約】【課 題】 母材靱性はもとより、ICCGHAZ を含む局所脆化域の存する多層溶接HAZ の靱性にも優れる高張力厚鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】 成分組成を、C:0.001wt%以上0.02wt%以下,Si:1.5wt%以下,Mn:0.1wt%以上1.5 wt%以下,Al:0.005wt%以上0.1 wt%以下,P:0.01 wt%以下,S:0.0015 wt%以下,Nb: 0.03wt%以上 0.3wt%以下,Ti:0.01 wt%以下,B:0.0003 wt%以上0.005 wt%以下,N:0.004wt%以下,残部Feおよび不可避的不純物とした鋼を、950 〜1100°Cに加熱後、800 〜950 °Cでの全圧下量を60%以下として圧延を完了し、その後Ar3 〜Ar3-50°Cの温度域まで0.2 °C/s以上の冷却速度で冷却後、冷却を停止し、引き続き、温度保定または0.2 °C/s以下の冷却を10分以上継続して完了する。

請求項（抜粋）：

成分組成を、C:0.001wt%以上0.02wt%以下,Si:1.5wt%以下,Mn:0.1wt%以上1.5 wt%以下,Al:0.005wt%以上0.1 wt%以下,P:0.01 wt%以下,S:0.0015 wt%以下,Nb: 0.03wt%以上 0.3wt%以下,Ti:0.01 wt%以下,B:0.0003 wt%以上0.005 wt%以下,N:0.004wt%以下,残部Feおよび不可避的不純物とした鋼を、950 〜1100°Cに加熱後、800 〜950 °Cでの全圧下量を60%以下として圧延を完了し、その後Ar3 〜Ar3-50°Cの温度域まで0.2 °C/s以上の冷却速度で冷却後、冷却を停止し、引き続き、温度保定または0.2 °C/s以下の冷却を10分以上継続して完了することを特徴とする母材および多層溶接熱影響部の靱性に優れる高張力厚鋼板の製造方法。

IPC (3件)：

C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14

FI (3件)：

C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 B ,  C22C 38/14