特許
J-GLOBAL ID:200903033864408770

安定化させた免疫原性HBcキメラ粒子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 熊倉 禎男 ,  小川 信夫 ,  箱田 篤 ,  浅井 賢治 ,  平山 孝二
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-558622
公開番号(公開出願番号):特表2006-509026
出願日: 2003年12月10日
公開日(公表日): 2006年03月16日
要約:
自己会合粒子の安定性強化及び前記粒子による実質的な核酸結合の欠如の両目的のために、改変操作を施したカルボキシ末端が切端されたキメラB型肝炎ウイルスヌクレオカプシド(コア)タンパク質(HBc)が開示される。前記キメラタンパク質分子は、HBcのN-末端、免疫原性ループ又はC-末端の1つ又は2つ以上にペプチド結合した1つ又は2つ以上の免疫原性エピトープを含むことができる。自己会合粒子の安定性強化は、キメラ分子のアミノ末端又はカルボキシ末端の一方又は両方近くの少なくとも1つの異種システイン残基の存在、及び天然の配列のHBc48位及び107位に存在するシステイン残基の欠如によって達成される。
請求項(抜粋):
長さが約600アミノ酸残基までのリコンビナントキメラB型肝炎コア(HBc)タンパク質分子であって、 (a)残基4位から約75位及び約85位から約140位のHBc配列を含み、48位及び107位のシステイン残基の一方又は両方が別の残基によって置換されているHBc分子のN-末端183アミノ酸残基の少なくとも約125のHBc配列を含み; (b)場合によって、前記キメラのN-末端、約76位から約85位の間(HBcイムノドミナントループ中)、又はC-末端の1つ又は2つ以上にペプチド結合した異種アミノ酸残基を含み、ここで(i)前記HBcイムノドミナントループ中の配列の0から全ての残基が存在するかもしくは置換されており、更に免疫原を構成する前記1つから約245アミノ酸の異種アミノ酸残基配列、又は抗抗原若しくは複合ハプテンのための化学的に反応性のリンカー残基を構成する約40残基までの配列とペプチド結合されているか、又は(ii)76位から85位のHBcの配列が存在し、更に欠落及び異種残基を含まないか、又は(iii)残基76位から85位の1つ又は2つ以上が欠如しているか又は置換されれてあり; (c)(i)HBcプレコア配列の配列以外の配列で配列番号:1のHBc配列のN-末端からアミノ酸-20位から約+1位に対応するキメラ分子のアミノ酸位の1つから3つのシステイン残基(N-末端システイン残基)、及び(ii)前記HBc配列のC-末端残基からキメラ分子のC-末端側で更に前記キメラ分子のC-末端から約30残基内の1つから3つのシステイン残基(C-末端システイン残基)の一方又は両方を含み; 前記キメラ分子が(i)HBc配列内に約20%まで置換されたアミノ酸残基を含み、(ii)発現後に自己会合して核酸結合を実質的に含まない粒子を形成する、前記リコンビナントキメラB型肝炎コアタンパク質分子。
IPC (2件):
C07K 14/02 ,  C12N 15/09
FI (2件):
C07K14/02 ,  C12N15/00 A
Fターム (19件):
4B024AA01 ,  4B024AA11 ,  4B024BA33 ,  4B024CA04 ,  4B024DA02 ,  4B024DA05 ,  4B024DA06 ,  4B024DA11 ,  4B024DA12 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B024HA12 ,  4H045AA10 ,  4H045AA30 ,  4H045BA10 ,  4H045CA02 ,  4H045DA86 ,  4H045EA31 ,  4H045FA74
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (7件)
  • VACCINE, (2002 Aug 19), Vol. 20, p.3104-3112
  • VACCINE, (2002 Aug 19), Vol. 20, p.3104-3112
  • VACCINE, (2001 Dec 12), Vol. 20, p. 771-788
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