特許
J-GLOBAL ID:200903033873834413

酢酸耐性に関与する遺伝子、該遺伝子を用いて育種された酢酸菌、及び該酢酸菌を用いた食酢の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 戸田 親男
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2003002946
公開番号(公開出願番号):WO2003-078635
出願日: 2003年03月12日
公開日(公表日): 2003年09月25日
要約:
本発明は、酢酸菌の酢酸耐性に関与する新規な遺伝子を提供すること、及び該遺伝子を用いて微生物、特に酢酸菌の酢酸耐性を向上させる方法、さらに酢酸耐性が向上した酢酸菌を用いて、より高酢酸濃度の食酢を効率良く製造する方法を提供する。本発明においては、酢酸菌の染色体DNAライブラリーから、通常は増殖できない酢酸濃度の培地でも増殖を可能にさせる遺伝子を取得する方法により、グルコンアセトバクター属に属する実用酢酸菌から酢酸耐性を実用レベルで向上させる機能を有する新規な遺伝子をクローニングした。また、該遺伝子を酢酸菌に導入した形質転換株においては、顕著に酢酸耐性が向上し、エタノール存在下で該形質転換株を通気培養した場合に、増殖誘導期を短縮させ、増殖速度も向上させることができ、さらに最終到達酢酸濃度を顕著に向上させることを可能とした。
請求項(抜粋):
下記の(A)、又は(B)に示すタンパク質SPT。 (A)配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質。 (B)配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸の置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むアミノ酸配列からなり、かつ、酢酸耐性を増強する機能を有するタンパク質。
IPC (4件):
C12N15/09 ,  C12J1/04 ,  C12N1/21 ,  C12N9/10
FI (4件):
C12N15/00 A ,  C12J1/04 103 ,  C12N1/21 ,  C12N9/10

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