特許
J-GLOBAL ID:200903033934978308
クロマトグラフ用データ処理装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-148442
公開番号(公開出願番号):特開平11-326304
出願日: 1998年05月12日
公開日(公表日): 1999年11月26日
要約:
【要約】【課題】 三次元クロマトグラムから特定波長のクロマトグラムを切り出して定量分析を行なう際に、波長を所定条件の下に適切に選択する。【解決手段】 時間軸及び波長軸を含む所定の領域Xが指示され(S2)、該領域X内での目的成分に対する極大点が指示される(S5)。すると、領域X内で所定波長ステップ毎に二次元クロマトグラムが切り出され(S7)、各クロマトグラムにおいて目的成分のピークとその前後のピークを基に、決定条件に応じてピーク面積比、高さ比又は分離度のいずれかが計算される(S8)。そして、各クロマトグラムで得られた上記値中で最良値を与える波長が最適波長として決定され(S9)、この波長が波長テーブルに、該目的成分のピークの保持時間が同定テーブルに格納される(S10)。これにより、目的成分を定量分析するに最適なデータが自動的に得られる。
請求項(抜粋):
クロマトグラフにて取得された、時間軸、強度軸及び波長軸から成る三次元クロマトグラムを構成するデータを処理するデータ処理装置において、a)時間及び波長より成る二次元領域を外部から設定するための領域指示手段と、b)該領域に含まれる目的成分に対応するピークを外部から指示するための成分指示手段と、c)目的成分のピーク同定に最適な最適波長を決定するための判断条件を外部より指示するための条件指示手段と、d)前記領域内で所定波長ステップ毎に、時間軸及び強度軸を含む二次元クロマトグラムを切り出すクロマトグラム切り出し手段と、e)切り出された各クロマトグラムについて、前記成分指示手段にて指示されたピーク及びその前後のピーク波形を基に、前記条件指示手段にて指示された判断条件による比較を行うための指標値を算出する演算手段と、f)各クロマトグラムの指標値を比較して最適波長を決定する波長決定手段と、g)決定された最適波長を波長テーブルに、該最適波長で切り出された二次元クロマトグラムに現れる目的成分のピークトップに対応する保持時間を同定テーブルに記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とするクロマトグラフ用データ処理装置。
IPC (2件):
FI (2件):
G01N 30/86 G
, G01N 30/74 E
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