特許
J-GLOBAL ID:200903033935364249

硫黄細菌を用いた廃水処理方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-035492
公開番号(公開出願番号):特開平5-234322
出願日: 1992年02月24日
公開日(公表日): 1993年09月10日
要約:
【要約】【目的】 廃水中の有機物、窒素およびリンを高効率且つ安価に除去し、硫化物の拡散を防止可能な廃水の処理方法及び装置を提供することを目的とする。【構成】 廃水中の有機物を硫酸塩還元反応槽2で熱交換器46によって加温しながら硫酸塩還元菌により酸化するとともに硫酸イオン及び硫黄を還元する工程と、硫黄脱窒槽3で硫黄脱窒細菌により還元硫黄の脱窒を行う工程と、硝化槽で硝化細菌により硝化を行う工程と、残部を固液分離して上澄液を放流する工程と、上記硫酸塩還元反応槽2の排ガス中に含まれている硫化水素を硫黄酸化槽25に導いて、水蒸気源48により加温しながら硫黄酸化槽25内で硫黄酸化細菌によって硫化水素を酸化して硫酸を生成する工程と、該硫黄酸化槽25内の液のpHを調節した後、硫酸塩還元反応に必要とする硫酸イオンを硫酸塩還元反応槽2に還流する工程とを備えた廃水処理方法及び装置を提供する。
請求項(抜粋):
廃水中の有機物を硫酸塩還元反応槽で硫酸塩還元菌により二酸化炭素に酸化するとともに、硫酸イオン及び硫黄を還元する工程と、上記硫酸塩還元反応槽内の廃水を加温する工程と、硫黄脱窒槽で硫黄脱窒細菌により還元硫黄を酸化し、脱窒を行う工程と、硝化槽で硝化細菌によりNH4-Nイオンの硝化を行う工程と、廃水の残部を沈澱槽で固液分離して、沈降した汚泥を余剰汚泥処理装置に送り込んで不溶解物として処理し、沈澱槽の上澄液を処理水として放流する工程と、上記硫酸塩還元反応槽から排出される排ガス中に含まれている硫化水素を硫黄酸化槽に導いて、該硫黄酸化槽内の浸漬濾床に固定化された好気性の硫黄酸化細菌によって硫化水素を酸化して硫酸を生成する工程と、上記硫黄酸化槽内の被処理液を加温する工程と、硫黄酸化槽内の液のpHを調節した後、硫酸塩還元反応に必要とする硫酸イオンを上記硫酸塩還元反応槽に還流する工程とを具備して成る硫黄細菌を用いた廃水処理方法。
IPC (8件):
G11B 23/30 ,  B01D 53/34 126 ,  C02F 3/06 ,  C02F 3/30 ,  C02F 3/34 ,  C02F 3/34 101 ,  C02F 9/00 ,  G11B 23/28

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