特許
J-GLOBAL ID:200903033938630250

自動二輪車のエンジン懸架装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小宮 雄造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-153125
公開番号(公開出願番号):特開平8-318890
出願日: 1986年01月29日
公開日(公表日): 1996年12月03日
要約:
【要約】【課題】エンジンの脱着作業の作業性が向上し、エンジンと車体フレームとの結合剛性が向上する自動二輪車のエンジン懸架装置を提供すること。【解決手段】ブラケット8,8’間へのエンジン2のボス部9,9’の挿入を容易にし得る程度の隙間ができるようにブラケット及びボス部を構成し、ブラケット8の貫通孔10にスリーブ14を摺動可能に嵌め、スリーブ14の薄いフランジ14aの部分の内側面とブラケット8’の内側面との間にボス部9,9’を挿入し、取付ボルト5をスリーブ14、ボス部9,9’、ブラケット8’の貫通孔に挿入し、そのねじ部にナット15をねじ込んで、これらのボルト5・ナット15にてスリーブ14、ボス部9,9’及びブラケット8’を締め付けて一体化してから、締付ボルト13をねじ込んで、スリーブ14をブラケット8に固定して、エンジンを車体フレームに固定する。【効果】エンジンのボス部のブラケット間への挿入及びブラケット間からの取り出しが容易になる。
請求項(抜粋):
車体フレームに左右の取付ブラケットが設けられ、この左右の取付ブラケットに貫通孔がそれぞれ設けられ、エンジンに取付ボス部が設けられ、エンジンの取付ボス部が左右の取付ブラケット間に挿入され、取付ボルトを取付ブラケットの貫通孔や取付ボス部の貫通孔に挿入することによりエンジンが車体フレームに固定されるようになっている自動二輪車において、左右の取付ブラケットの内側面とエンジンの取付ボス部の外側面との間に前記取付ブラケット間への取付ボス部の挿入を容易にし得る程度の幅の隙間ができるように、左右の取付ブラケットの内側面間の寸法及びエンジンの取付ボス部の外側面間の寸法が定められ、左右の取付ブラケットのうちの一方の取付ブラケットに貫通孔に連通する割溝が設けられ、この割溝によって分けられた両方の側の部分がそれぞれアーム部とされ、これらのアーム部に締付ボルトを通す孔が穿たれ、外周部の内側の端に前記隙間の幅よりもかなり薄いフランジを備えかつ一方の取付ブラケットの貫通孔内をその軸線方向に摺動し得るようになっている柱状体の中心に取付ボルト挿通用の貫通孔を穿ってスリーブが形成され、このスリーブを前記一方の取付ブラケットの貫通孔にそのフランジが一方の取付ブラケットの内側面に当接するように嵌め、このスリーブの薄いフランジのある部分の内側面と左右の取付ブラケットのうちの他方の取付ブラケットの内側面との間に前記エンジンの取付ボス部を挿入し、取付ボルトを一方又は他方の取付ブラケットの外側から他方の取付ブラケットの貫通孔、エンジンの取付ボス部の貫通孔及びスリーブの貫通孔に挿入し、この取付ボルトの先のねじ部にナットをねじ込んで、このナットの内側面と取付ボルトの頭部の内側面とで他方の取付ブラケット、エンジンの取付ボス部及びスリーブを締め付けてから、前記アームの孔に通した締付ボルトによる締め付けによりスリーブを一方の取付ブラケットに固定して、エンジンを車体フレームに固定するように構成されていることを特徴とする自動二輪車のエンジン懸架装置。
IPC (2件):
B62M 7/02 ,  B62K 11/06
FI (2件):
B62M 7/02 B ,  B62K 11/06
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭60-128085

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