特許
J-GLOBAL ID:200903033958460806

プレス成形性、プレス成形後の外観性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-163972
公開番号(公開出願番号):特開平6-344499
出願日: 1993年06月08日
公開日(公表日): 1994年12月20日
要約:
【要約】【構成】 亜鉛系めっき層の上のクロメート被膜の表面上に樹脂被膜が形成された亜鉛系めっき鋼板であって、樹脂被膜の厚さは3μm 超〜10μm であり、樹脂被膜は、溶剤系熱硬化型樹脂とポリエチレン樹脂と防錆顔料とからなっており、溶剤系熱硬化型樹脂は、ポリオールとイソシアネート化合物と2価のアルコールとからなる水酸基含有ウレタンプレポリマーと、そして、硬化剤としてのブロックポリイソシアネートポリマーまたはアミノ樹脂とからなっている亜鉛系めっき鋼板。【効果】 この亜鉛系めっき鋼板は、表面に潤滑油等を塗布しなくても、優れた潤滑性、プレス成形性、プレス成形後の外観性および耐食性を有している。
請求項(抜粋):
亜鉛めっき鋼板または亜鉛系合金めっき鋼板の少なくとも1つの亜鉛系めっき層の上に、クロメート被膜が形成され、そして、前記クロメート被膜の上に、塗料を塗布しそしてこれを加熱硬化させることによって樹脂被膜が形成されている亜鉛系めっき鋼板であって、前記クロメート被膜の量は、金属クロムに換算して、前記鋼板の片面当たり5〜200mg/m2の範囲内であり、前記樹脂被膜の厚さは、前記鋼板の片面当たり、3μm 超、10μm 以下の範囲内であり、 前記樹脂被膜は、固形分換算で、(A) 溶剤系熱硬化型樹脂 : 100重量部、(B) 固形潤滑剤としての、 130°C以下の融点を有しそして平均分子量が5000以下のポリエチレン樹脂 :1〜30重量部、および、(C) 防錆顔料 :3〜30重量部、からなっており、そして、前記溶剤系熱硬化型樹脂は、(A) 下記化学成分を有する水酸基含有ウレタンプレポリマー、(a) ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールおよびポリエーテルポリエステルポリオールからなる群から選ばれた少なくとも1種のポリオール、(b) イソシアネート化合物、および、(c) 2価のアルコール、および、(B) 硬化剤としてのブロックポリイソシアネートプレポリマーおよびアミノ樹脂のうちの少なくとも1種、からなっていることを特徴とする、プレス成形性、プレス成形後の外観性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板。
IPC (6件):
B32B 15/08 ,  B05D 3/10 ,  B05D 7/14 ,  B05D 7/24 302 ,  C23C 22/00 ,  C23F 11/00

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