特許
J-GLOBAL ID:200903033999938516

動きベクトル探索方法および探索装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有我 軍一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-250300
公開番号(公開出願番号):特開平9-093587
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1997年04月04日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、同じサーチウィンドウを共有する複数の現画像ブロックに対し、ディストーション算出時にウィンドウデータ転送ユニット3000から排出されたサーチウィンドウの画素データを水平サイドレジスタ5000に保持して再び戻すことで、サーチウィンドウの画素データを画像メモリにアクセスするデータ量を少なくし、相対的に動きベクトル探索処理を高速化することができる動きベクトル探索方法および探索装置を提供することを目的としている。【解決手段】水平サイドレジスタ5000によりディストーション算出時にウィンドウデータ転送ユニット3000から排出されたサーチウィンドウの画素データを保持して再度ウィンドウデータ転送ユニット3000に戻すように構成する。
請求項(抜粋):
動画像を部分的に構成する現画像を前記動画像を部分的に構成する参照画像に基づいて予測するのに用いられる動きベクトルを探索する方法であり、前記現画像が画素データを有する複数行複数列の画素により表わされる複数の現画像ブロックを含み、前記参照画像がそれぞれ画素データを有する前記現画像ブロックと同一サイズの複数の候補ブロックを含み、前記現画像ブロック毎に、前記複数の候補ブロックのうち該現画像ブロックに類似する何れか1つの候補ブロックのブロック位置と該現画像ブロックのブロック位置とによって、前記動きベクトルを特定する動きベクトル探索方法であって、前記複数の現画像ブロックの画素データと、それぞれ前記参照画像の複数の候補ブロックのうち少なくとも2つの候補ブロックを含む複数のサーチウィンドウの画素データと、を準備する工程と、前記サーチウィンドウおよび前記現画像ブロックのサイズに応じた探索領域を形成し該探索領域内に前記サーチウィンドウ内の各候補ブロックの画素データの一部を入力して保持するとともに該保持した画素データを前記探索領域の所定方向に転送する第1の画素データ転送保持手段と、前記第1の画素データ転送保持手段との間で画素データを授受し前記第1の画素データ転送保持手段と共に前記サーチウィンドウの画素データを前記探索領域を通る所定の転送経路に沿って転送する第2の画素データ転送保持手段と、前記転送経路に沿って転送された画素データの一部を前記第1および第2の画素データ転送保持手段から入力し出力する第3の画素データ転送保持手段と、をそれぞれ準備する工程と、前記サーチウィンドウの画素データを前記第1および第2の画素データ転送保持手段に入力するとともに、前記サーチウィンドウの各画素列の画素データが全行一緒に列方向に往復移動しながら行方向に移動するよう、前記第1および第2の画素データ転送保持手段により、前記サーチウィンドウの画素データを前記転送経路に沿って転送するウィンドウデータ転送工程と、前記現画像ブロックの画素データと前記第1の画素データ転送保持手段に保持された画素データとに基づいて、前記現画像ブロックの各々に対し、前記現画像ブロックと前記複数の候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数のディストーションをそれぞれ算出する第1のディストーション算出工程と、前記現画像ブロックの各々に対し算出された複数のディストーションの値のうち最小値を検出して、前記類似する1つの候補ブロックを特定する類似ブロック特定工程と、を含み、さらに、前記第1および第2の画素データ転送保持手段に入力された前記サーチウィンドウの画素データのうち前記サーチウィンドウの1列目から所定列分だけ各列の画素データを前記第1および第2の画素データ転送保持手段から排出しつつ前記第3の画素データ転送保持手段に保持させる排出データ保持工程と、前記第3の画素データ転送保持手段に保持された画素データを前記第3の画素データ転送保持手段から前記第1および第2の画素データ転送保持手段に戻す画素データ戻し工程と、該画素データ戻し工程により前記第1および第2の画素データ転送保持手段に戻された画素データを用いて、前記現画像ブロックとは異なる現画像ブロックに対応するディストーション算出を行う第2のディストーション算出工程と、を有することを特徴とする動きベクトル探索方法。
IPC (2件):
H04N 7/32 ,  H03M 7/36
FI (2件):
H04N 7/137 Z ,  H03M 7/36

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